
アラブニュース
ロンドン:カナダの有力なイスラム学者は、コロナウイルスワクチンに関する陰謀論に取り込まれないように警告している。
シェイク・モハメド・タヒール・アルカドリは、予防接種を受けることが広まることを阻止しようと、一部の人々がソーシャルメディア上で広めている見解は、イスラム教の教義に反していると述べた。
「人々の命を救うことは崇高な行為だ」と、スカイニュースのインタビューで語った。「パンデミックが始まった当初、世界中のイスラム教徒が最前線で戦っていた。彼らは命を救うために最大限の努力をし、人々に食料を提供し、必要なあらゆる支援を行っている。同じように、イスラム教徒は今も、最前線でパンデミックと戦うべきだ」
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パキスタン出身のアルカドリは、イスラム教徒を安心させ、ワクチンに関する虚偽の主張を信じないように勧めようとしている。
「アルコールが入っているとか、豚肉が入っているとか、(イスラム教では)禁止されている物質が混入していると主張している人がいる」と、彼は語る。「ワクチンには脳の特定の部分に影響を与える可能性があると」と、そう主張する人もいます。非常に残念なことです。これらは全く根拠のない主張です。
「これは薬の開発、命の問題であり、副作用があるにもかかわらずパラセタモールや抗生物質、アスピリンを服用しているのと同じです」
「医療の進歩プロセスを信じることは、イスラム教の基本的な教えの一つです。イスラム教のコーランの教え、預言者ムハンマド、彼に平安あれ、は理性、知性、科学的研究、知的発展を取り上げています」