
アブ・ヤサール・アル・イサウィが諜報機関主導の作戦でイラク治安部隊に
よって殺害された
・イラクは2017年後期にダーシュから陣地を回復した。
バグダッド:イラクの首相が木曜日、バグダッドで起きたダーシュによる襲撃で30人以上が殺害された事件の後、治安部隊がイラクで最高位の人物として特定されたダーシュの男を殺害したと発表した。
ムスタファ・アル・カーズィーミ首相は、諜報機関主導の作戦においてイラクで最高位にあるダーシュの「wali」(統治者)アブ・ヤサール・アル・イサウィがイラク治安部隊によって殺害されたと述べた。
「私たちは約束し、それを果たした。私はダーシュのテロリストたちを追い詰めると約束し、私たちは彼らに対する激しい反撃を行った」とカーズィーミ首相がツイッターに投稿した。
イラクは、アメリカ主導の連合部隊の陸空攻撃アドバイザーの支援を受けた3年にわたる戦闘の後、2017年後期にダーシュからの陣地回復を宣言した。
それ以降、ダーシュによる都市エリアへの攻撃は劇的に減少したが、イラクの軍隊は同国の山岳/砂漠地帯に潜む潜伏部隊との戦いを継続していた。
イサ―ウィは、ジャバール・アル・イサウィとしてイラク西部地域ファルージャで生まれた人物であり、昨年、過激派専門家たちにより同国最高位のIS高官として特定された。
彼はイラクおよび隣接するシリアで過激派部隊とともに闘い、その後その地位に昇進した。上級治安当局者がAFPに伝えた。
イサ―ウィは水曜日にイラク北部キルクーク県のはずれでアメリカ主導の連合部隊の支援を受けた作戦で殺害された。当局者が追加した。
「連合部隊は5回の空爆を実施し、少なくとも10人の武装勢力を殺害した」当局者の一人が述べた。
連合部隊の報道官はAFPのコメント要求に直ちには応えなかった。連合部隊は訓練、監視、空軍支援の提供を続けてきたが、一連の作戦でイラク軍が攻勢を保っていることから隊員を削減してきた。
1月21日、2名による自爆テロが混雑するバクダッドの青空市場を襲い、少なくとも32人が死亡、100人以上が負傷した。
その後、襲撃はダーシュによるものだとの声明が出された。
イラクと西側の連合軍当局者が、襲撃者たちにより利用された可能性がある治安インフラのギャップについて語った。
AFP