
Najia Houssari
ベイルート: 月曜、レバノンの治安部隊はシリアとの国境付近で活動していたダーイッシュのテロ組織を摘発したと発表した。
国境の街アーセルで行われた諜報活動により、レバノン、シリア国籍の18人が拘束されたほか、大量の武器や弾薬が押収されたと軍司令部は発表した。
拘束された容疑者は「テロ集団ダーイッシュ関連組織に所属して」おり、「テロ行為の実行計画を立てていた」と、軍の広報担当は語った。
一方、イランの支援を受ける武装組織ヒズボラは、レバノン南部の国連の画定した国境である「ブルーライン」を越えて侵入したイスラエルのドローンを撃ち落としたと発表し、4本のアームがついたカメラを搭載していると見られるドローンの写真を公開した。
イスラエル軍はドローンが破壊されたことは認めたが、墜落によるものだと主張。「情報漏洩のリスクは全くない」と述べた。
ヒズボラは2019年9月、レバノン国内に侵入するイスラエルのドローンはすべて撃墜すると発表した。前月に爆発物を搭載したドローン2機がベイルートのヒズボラの本拠地を狙って飛ばされた件を受けてのことだった。
2020年8月、ヒズボラはレバノンの領空に侵入したイスラエルのドローンを撃ち落とし押収した。イスラエルはその時も、ドローンは「墜落した」と主張した。
先週、イスラエル軍はレバノン南部から領空に侵入したとして無人の飛行機を撃墜した。