
サイード・バタティ
アル=ムカッラー:イエメン当局は、8人の女性で構成されるフーシのアジトを発見し、軍と治安担当者の殺害計画を阻止した。
警察がイエメンの中心都市マリブの複数の家に隠れていたところを発見した際、女性たちは地域の標的に対する攻撃の実行を計画していたと、治安部隊の情報筋は火曜日にアラブニュースに語った。
匿名希望の警官は、治安部隊は1ヶ月以上の間、女性グループを追跡しており、アジトに踏み込んだ際に、GPSデバイスと標的の携帯電話のリストを発見したと述べている。
過去5年間で、治安部隊と軍当局は、弾道ミサイルや爆発物を搭載した無人機を誘導し、人口密度の高いマリブの軍事・治安関係施設、および住宅地への攻撃を行なっていたフーシの隠密部隊を複数逮捕している。
9月、イエメンの裁判所は、政府が管理する地域で攻撃を仕掛けたとして、5人のフーシ構成員に死刑を宣告した。しかし、市内での攻撃を指揮したことで悪名高いフーシの女性警察当局(ザイナビートとして知られる)を非難したのは、今回の事件が初のことである。
フーシ関係者は、政府関係者を殺害するために8人の女性を送り込んだことを否定し、代わりにイエメン政府が女性を人質に取ったと非難している。
一方で、イエメンの国営メディアは火曜日、イエメン北部アムラン州にて、イエメン政府およびサウジ主導のイエメンでの軍事作戦を支援した軍の将官が所有する多数の住宅やその他の財産をフーシが没収したと報じている。
あるフーシのグループは、アムランの副知事であるモハメド・アリ・アル=メタワケル氏に率いられ、2014年にハメル地区でのハマスとの衝突にて2人の兄弟とともに殺害された陸軍司令官のハミード・アル=クーシャイビ元帥の自宅を襲撃した。
報道によると、フーシは家を封鎖し、壁に「国が没収した」と記したそうだ。
2014年後半に力づくで政権を奪取して以来、フーシが支配する裁判所は、自分たちの支配に反対した数百人の政治家、軍人、治安担当官、活動家、ジャーナリストに死刑を宣告し、財産を没収してきた。
イエメンの専門家によると、過激派グループは、敵対者の財産を盗むことを正当化するために、その支配下にある司法当局を利用し、政府関係者を脅迫して降伏させようとしていたという。
ある治安部隊関係者は火曜日、ハドラマウトの南東地域のシバムの旧市街付近にて車に取り付けられた即席爆発装置(IED)による爆発に巻き込まれたが、ぎりぎりのところで命は助かったと、地元当局関係者はアラブニュースに語った。
シバム地区の警備主任であるアーメド・ナッシャー大佐は、即席爆発装置が爆発したとき、セイユンとシバムの間の幹線道路で車を運転していたが、近くの家々が揺れていたと語った。
爆破事件の主犯は名乗りを上げていないが、ハドラマウトの地元当局は以前、アルカイダとダーイシュの工作員が攻撃を仕掛けたと非難していた。
5月には、旧市街付近で同様の攻撃を受け、元シバム地区警備主任のサレハ・ビン・アリ・ジャバー氏とその護衛4名が殺害されている。