
カトリーナ・カダバシー
ドバイ:2月4日(木)、国連のアントニー・グテーレス事務総長とモロッコ系フランス人の活動家ラティファ・イブン・ジアテン氏がバーチャル式典で「人類の友愛ザイド賞(ZAHF)」を受賞した。
審査員を務めたアダマ・ディエン氏によると、グテーレス事務総長は「世界平和に対する彼の功績」に対し、またラティファ・イブン・ジアテン氏は「インクルージョン活動と友愛を体現した行動に対する彼女の功績」に対し、ZAHFが授与されたという。ラティファ氏の息子イマドは兵士だったが、2012年のトゥールーズにおけるテロリスト攻撃で殺害されて いる。
受賞者たちは式典で受賞スピーチを行い、アルアズハルのグランドイマームであるアハメド・アルタエブ師とローマ教皇フランシスコが祝辞を読み上げた。
ディエン氏は審査委員会の独立性の高さについて賛辞を述べた。「アラブ首長国連邦(UAE)の高官や故シェイク・ザイドの子孫は誰一人審査委員会の審議に関与しなかった」と彼は言う。
この賞はUAEの創建者の一人であるシェイク・ザイド・アル・ナヒヤーン氏にちなんで名付けられており、そのミッションステートメントは「世界の指導者及び若者たちが友愛の価値を広めていくよう奨励することを目的とする」と謳っている。
2020年12月に国連総会は2月4日を人類友愛国際デーとすることを発表した。今年の2月4日(木)はローマ教皇フランシスコとアルタエブ師による歴史的アブダビ宣言の調印からちょうど2年目にあたる。