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ベイルートの活動家たち、ヒズボラを批判するルクマン・スリム氏殺害に抗議

2021年2月6日、著名なヒズボラの批判者、ルクマン・スリム氏が死亡した2日後、活動家たちが集まり、この犯罪への透明性のある捜査を要求する。(ロイター通信)
2021年2月6日、著名なヒズボラの批判者、ルクマン・スリム氏が死亡した2日後、活動家たちが集まり、この犯罪への透明性のある捜査を要求する。(ロイター通信)
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07 Feb 2021 12:02:54 GMT9
07 Feb 2021 12:02:54 GMT9
  • スリム氏はレバノンの1975年から1990年までの宗派による内戦に関するドキュメンタリーを制作し、公文書保管所構築の取り組みを主導した
  • 同氏は武装集団ヒズボラの威嚇戦術というものの声高な批判者だった

ベイルート:およそ100人の活動家たちが2月6日、ベイルート市内に集まり、著名なヒズボラの批判者、ルクマン・スリム氏の殺害に抗議し、透明性のある捜査を要求した。

50歳代後半のシーア派の出版者であるスリム氏は、調査センターを運営し、妻と共にドキュメンタリーを制作し、レバノンの1975年から1990年までの宗派による内戦に関するドキュメンタリーの制作を主導していた。

同氏は武装集団、ヒズボラの威嚇戦術と、レバノンの政治を独占する動きというものの声高な批判者だった。

同氏は2月4日、レバノン南部で射殺され、車の中で発見された。これは、数年ぶりの注目を浴びている活動家の殺害だった。

スリム氏は前夜から行方不明となっていた。同氏は背中に4発、頭に1発の弾丸で打ち抜かれた跡があった。

6日の朝、スリム氏の妻、モニカ・ボーグマン氏は同氏が死亡してから初めてツイートし、真っ黒な背景に、アラビア語で「恐怖感ゼロ」と書いた2語のスローガンを載せていた

この同じ2語は、この殺人を犯したことで、イランが支援するシーア派のヒズボラを非難した活動家たちが、抗議集会での横断幕にも記していた。

「ヒズボラが本当にこの犯罪で無実であり、この犯罪への容疑をはねつけ、非難するとしても、この安全機構とレバノンの司法当局に協力しなければなりません。何にも増して、ルクマン・スリム氏は、彼らが治安を担っている地域で殺害されたのですから」と、デモ参加者の1人、ユセフ・ディアブ氏は語った。

「そうならなければ、彼らはまだ容疑者です」

ヒズボラは4日、この殺害を非難したが、大統領を含めてレバノン政府関係者たちは、これを暗殺だとしていた。

「私たちは沈黙することによって、再び彼を殺すことはありません」と、ネリーと名乗るあるデモ参加者は言った。「私の恐れていることは、人々が恐れ、黙りこむことだけです。そうすれば、レバノンは危険な状態になるでしょう」

ロイター通信

 

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