
アラブニュース
ロンドン:新たに選出された英国ムスリム評議会(MCB)事務局長のインタビューのビデオクリップが、司会者が彼女を「侮辱した」という苦情のため、削除された。
MCB初の女性リーダーであるザラ・モハメッド(29歳)が、BBC Radio 4の「女性の時間」に出演した。
荒々しい質問スタイルで知られる司会者エマ・バーネットとの対談において、モハメッドは英国において活動している女性イマームの不足について繰り返し問われ、イングランド国教会における女性司祭、そして、英国ユダヤ教共同体における女性ラビの増加について触れた。
モハメッドは、過去に自身の事務局長としての展望について「真に包括的で、多様な代表団を築き続けることである」と述べており、宗教活動の指導における女性の役割は彼女の立場の「範囲内ではない」という質問に対して、明確に4度回答することを拒んだ。
このひとコマは抜き出され、BBCの公式ツイッターアカウントに投稿されたが、モハメッドがインタビューで「攻撃された」と感じたという苦情を受け、現在は取り下げられている。
BBCのスポークスマンはこう述べた。「ザラ・モハメッドがMCB事務局長としての新たな役割にまつわる幅広い話題について話し合い、コメントする機会が与えられていたフルインタビューを反映していないため、私たちは『女性の時間』ツイッターフィードから短縮されたソーシャルメディア・クリップを削除しました」。
「インタビューはオンラインで視聴可能で、そこにはモハメッド氏の任命、過去のMCBにおける指導経験、将来に対するビジョン、そして、MCBと英国政府間の関係について肯定的なリアクションが含まれています」。
「『女性の時間』は、女性の代表性について、政治家や共同体・信仰リーダーと挑戦的な対談をしてきた長い歴史があります」。
MCBは、500以上の団体の統括組織であり、英国最大のムスリム民主統一体である。