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UAEの宇宙探査機「ホープ」が初の火星の画像を故郷に送信

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15 Feb 2021 12:02:06 GMT9
15 Feb 2021 12:02:06 GMT9
  • 写真は太陽系最大の火山を捉えた
  • 今回のミッションは、火星の気候の秘密を明らかにするために設計されている

ドバイ:UAEの宇宙探査機「ホープ」が初めての火星の画像を送り返してきたと、同国政府宇宙機関が日曜に述べた。同探査機は数日前、無事この赤い惑星の軌道に入っていた。

この写真は「朝日の中へと姿を現す太陽系最大の火山、オリンポス山を捉えた」と、同機関は声明で述べた。

この画像は、探査機が火星の軌道に入った翌日の水曜に、火星の地表24,700キロメートル(15,300マイル)上空から撮影された。

ドバイの統治者でもあるUAEのシャイフ・ムハンマド・ビン・ラーシド首相は、Twitterでカラー画像を共有した。

「アラブ史上初の探査機が初めて撮影した火星の写真」と、同首相は書いた。

今回のミッションは火星の気候の秘密を明らかにするために設計されているが、UAEは地域の若者にインスピレーションを与える役割も果たさせたいと考えている。

ホープは、今月この赤い惑星へ到着することを目指す3つの宇宙探査機の中で、最初に到着した探査機となった。中国と米国も、地球と火星が最接近する期間を利用し、7月にミッションをスタートさせている。

UAEのこのベンチャー事業は、同国の7つの首長国の統一50周年を祝う目的でもタイミングが計られている。

「ホープ」は火星の大気を監視するため3種類の科学機器を用いながら、少なくとも1火星年(687日)の間、この赤い惑星の軌道を周回する。

2021年9月にはより多くの情報を地球に送信し始めると見込まれており、データは世界中の科学者が研究に利用できる。

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