
テヘラン:ハサン・ロウハーニー大統領が水曜、いくつかの検査停止のため議員たちが設定した期限である来週に先立ち、イランは国連核監視機関の責任者と会談する用意があると述べた。
ロウハーニー大統領は、来週火曜に新たな措置が施行された後、イランは国際原子力機関(IAEA)への協力を中止するか、あるいは検査官を追放するだろうと強調した。
イランは同監視機関に対し、もし2018年に当時のドナルド・トランプ大統領が再開した広範囲の制裁を米国が解除しなければ、「自主的な透明化措置」、特に核関連活動が疑われる軍事施設を含む非核施設への検査官の訪問を停止することを通知している。
この条件は、国連検査官の排除の可能性について国際社会に懸念をかき立てた。もし排除されれば、2015年にイランが主な大国と締結した核合意に対する信頼に大きな影響を与えかねない。
しかしロウハーニー政府は、核施設の検査の終了は望んでおらず、ワシントンも制裁を解除するなら、すぐに核合意へ全面的に従う用意があることを繰り返し強調してきた。
「外国のプロパガンダが始まり、IAEAの検査官を追い出そうとしていると言っている。なぜ嘘を付く?」と、ロウハーニー大統領はテレビ放送された閣僚へのメッセージで述べた。
「我々は(誰も)追放しないだけでなく、IAEAの局長にさえテヘランへ来ることを求めているし、彼は来ることができる」
「もし彼が交渉したいなら、それも可能だ」とロウハーニー大統領は言い、議会で承認された新たな措置は「我々の核活動を検査させないことが目的ではない」と強調した。
IAEAのラファエル・グロッシ事務局長は金曜、加盟諸国に対し、「解決策」を見つけるためイランを訪問することを示唆している。
ジョー・バイデン大統領の新たな米国政権は、トランプが放棄した2015年の合意へ復帰する準備ができていることを表明したが、イランに対してまず全面的な合意順守状態に戻るように求めている。
テヘランは、まずワシントンが、イラン経済に大打撃を与えた広範囲にわたる一方的な制裁を解除して合意を順守するという条件で、誓約に復帰する準備ができていると言う。
イランの最高指導者アヤトラ・アリ・ハーメネイ氏は水曜、それはバイデン政権からの単なる言葉ではなく行動を意味すると強調した。
「イスラム共和国は今回、言葉や約束では満足しないだろう」と、同氏はテレビ演説で述べた。
「今回は行動、行動あるのみだ。もし向こう側からの行動が確認できれば、我々も行動するだろう」
ロウハーニー大統領は、もし制裁が解除されれば、イランがその動きを確認するのに必要なのはほんの「数時間」であり、「その後、誓約に復帰する」と述べている。
AFP