
アラブ·ニュース
ドバイ:スーダンの紅海沿岸に海軍基地の建設を計画しているロシア政府が、スーダンの港に軍艦を入港させた。
先月28日、ロシアの国家報道機関であるインタファクス通信はロシア海軍からの情報を引用し、アドミラル·グリゴロヴィチがスーダンの港に入港した初のロシアの軍艦となったことを報じた。
ロシアは昨年11月、スーダンにおける兵站支援センター建設の概要をまとめた協定の締結を発表した。同施設は修復および再補給活動の拠点となるほか、船員の休息所としても利用されることになる。
同施設における軍関係者および市民の定員は300名、原子力艦を含めた4隻の艦艇の停泊が可能となる見込みで、協定の継続期間は25年間となっている。
同軍事協定により、ロシアにはスーダンの港および空港を経由しての武器、弾薬、装備を輸送する権利が与えられることになる。
ロシア政府はアフリカにおける地政学的地位を高めつつ、この目的を果たすために同地域における活動を展開してきた。
ロシアとスーダンは2019年5月に軍および民間の原子力協力を取りまとめた協定を結んでおり、こちらの協定の期限は7年間となっている。