
イスタンブール:トルコの親クルド派国民民主主義党(HDP)は金曜日、裁判所が過激派との関係を理由に現在の組織を非合法化した場合、別の党で活動を続けると発表した。
同当局者は今週、ロイター通信に対し、トルコの最高高等裁判所は議会で3番目に大きい政党であるHDPへの調査を開始したと語った。この調査によっては、最終的に同党が禁止になる可能性がある。
「私たちHDPには、もちろんBプランとCプランがあります。HDPが禁止された場合には、もちろん独自の準備をしています。私たちの党は、常に政党が禁止されてきたという伝統の中から生まれています」と、HDPの共同リーダーであるパービン・ブルダン氏は、外国メディアとの会談で語った。
「私たちはこれまで、党が禁止された後に他の党を設立することによって戦いを続けてきました。将来的にもそうなるでしょう」と同氏は語ったが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。
HDPは、トルコ、米国、EUによってテロリスト集団に指定されているクルディスタン労働者党(PKK)の過激派とつながりがあるという非難を否定した。
トルコ当局はここ数年の弾圧で、何千人ものHDP党幹部を逮捕し、選挙で選ばれた数十人の市長や議員を追放した。
トルコ政府は先月、イラクのガラ地域で軍が救出作戦を行っている最中にPKKがトルコ軍と警察の職員を含む13人の捕虜を処刑したと発表し、これを受けてHDPへの圧力が強まっている。
HDPに対抗する動きは、2002年に公正発展党の党首レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が政権を握ったときから来ており、同政権は火曜日には人権意識を高めるための「行動計画」を発表した。
ロイター通信