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レバノンがマロン派リーダーについてのメディア記事をめぐってイラン大使を呼び出し

2021年2月27日、ベイルートの北部に位置するBkerkiという山村のマロン派管轄区で、スピーチの前に支援者たちに挨拶しているレバノンの枢機卿Mar Bechara Boutros al-Rahi。(AFP)
2021年2月27日、ベイルートの北部に位置するBkerkiという山村のマロン派管轄区で、スピーチの前に支援者たちに挨拶しているレバノンの枢機卿Mar Bechara Boutros al-Rahi。(AFP)
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07 Mar 2021 05:03:36 GMT9
07 Mar 2021 05:03:36 GMT9
  • ヒズボラ協力組織Free Patriotic Movement(FPM)は土曜日、組織が総大司教の立場を攻撃しているとするメディア記事を「完全に否定する」と発表した

Najia Houssari

ベイルート:レバノンが、マロン派リーダーについてのメディア記事をめぐって、イラン大使を呼び出した。

イランのAl-Alam News Networkウェブサイト記事では、レバノンのMar Bechara Boutros Al-Rahiマロン派総大司教がイスラエルとの国交正常化に協力したとして、非難の的とされている。

Charbel Wehbe外務大臣は土曜日、月曜日の会合にGhazanfar Roknabadiイラン大使を呼び出したことを発表した。

大臣は大使との話し合いは、「二国間の友好関係に立った率直で偽りのないもの」になるだろうと述べた。

そして彼は、イラン側からの謝罪はすでに総大司教のもとに届いていること、また、Al-Alamの記事の詳細を明らかにするためにレバノン駐テヘラン大使に聞き込みを行ったことを明らかにした。

ベイルート北部に位置するBkerkeで行われた集会において、総大司教は、国連主催の国際会議に対して、レバノンの経済破綻と政治的停滞に取り組むよう呼びかけた。

彼はこれ以上レバノンが地域紛争に巻き込まれないよう中立状態を保つよう呼びかけた。しかし、彼のコメントは、Al-Alamウェブサイトにおける批判的な記事のみならず、ヒズボラの怒りをもたらすことになった。

記事によると、Al-Rahiは「最近、抵抗兵器に対して陰謀を企てており、それをイランの忠実な民兵と見なしている。彼は堅実でかつ客観的であると主張しており、世界的なシオニズムの存立にかかわる戦争における中立状態を口にしている。我々は彼をイスラエルの腕の中に確かに見るであろう。」

総大司教は、この「侮辱的な」記事を非難し、それが外国メディア組織発信であることから、それを教会活動に対する妨害のみならず、レバノンの内政に対する「妨害」とも見なすと述べた。

そして、とりわけ自身の言葉が明確であることから、国内外に不幸な影響をもたらさないように、局は引き下がり謝罪するべきだと主張した。

「テレビ局は人々がBkerkeと戦うように大見出しをでっちあげている。Bkerkeはありのままを話し、傷口に手をやり、すべてのレバノン人の状況について例外なしに語っている」と、彼は付け加えた。

Naamatallah Abi Nasr元マロン派総大司教が率いるレバノンマロン派連盟は、Al-Rahiについての糾弾記事を非難し、適切な司法に訴え出る権利を保持していると主張した。

また、イラン大使を呼び出し、そのような態度をレバノンは拒絶することを伝えるよう、連盟は外務省に対して呼びかけた。

ヒズボラ協力組織Free Patriotic Movement(FPM)は土曜日、組織が総大司教の立場を攻撃しているとするメディア記事を「完全に否定する」と発表した。Al-Rahiの中立状態への呼びかけは、支援者がBkerke集会に参加していないFPMを動揺させた。

土曜日の政治評議会での会談後、FPMは、Bkerkeは「開かれた考えと統合組織の導き手であったが、今でもそうである」と述べた。

「Al-Rahi総大司教は常に、本東海岸のルーツと、待ちかまえる危険や敵を前にしたその構成国の団結に、従うよう主張してきた。その人々を陥れようとすることなどありはしない。」

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