

モハメッド・アルシャマー
カイロ: ハッピーアフリカ機関を裏で支えるエジプト人女性サラ・エルアミンは以前、慈善団体を通し慈善活動に携わっていた。また、調査ジャーナリストとしても働いていた。
エルアミンはジャーナリストとして順調に実績を残していたが、母親が突然亡くなった後、勉強のためケニアへ行くことを決意する。同機関のアイデアが浮かんだのは、この留学期間中のことだった。
彼女はケニアの首都ナイロビから8時間かかる僻地で仲間と共に、自分のコミュニティの仕事を通してアフリカ大陸全域にエジプトの本当のイメージを伝える取り組みを開始した。
「外国での仕事で重点を置いているのは、アフリカの最も貧しい地域に役立つことです。ケニアで多くのプロジェクトを実施し、成功を収めました」と、エルアミンはアラブニュースに語った。
「障害を乗り越えたエジプト人少女の一例として取り上げられました。外国を旅している間に私は成功し、海外に住む多くのエジプト人の支援を受けてこの組織を設立することができました」と、彼女は述べた。
海外滞在中、多数のプロジェクトを実施した後、多くのエジプト人海外居住者が自分たちの経験をエルアミンと共有し、協力してある計画を考え出した。
「私を支えてくれたケニア在住エジプト人コミュニティのメンバー全員の共同努力なしに、自分だけでは何もすることができませんでした」と、彼女は述べた。
エルアミンは、構想を開始する場所としてケニアを選んだ。社会に奉仕するためのボランティアのコミュニティをすでに作り上げていたからだ。
彼女はイタリアの専門家やボランティアの助けを得て、ケニアのAIDS患者治療の中心でボランティアとして働いた。
彼女はハッピーアフリカ機関という名前を付けた理由を、エジプト人による財政面での支援や、さまざまな分野でのその他の取り組みにより、アフリカの人々の幸せを確保することを目指しているからだと述べた。
エルアミンは最近エジプトに戻った。エジプトでは同国の海外移住・海外居住者省のナビラ・マクラム大臣と、全国女性評議会のマヤ・ムルシ会長が、人道に対する彼女の貢献に対し、アルタ・マルブータ・シールドを贈呈した。
移民省は、公式な構想「海外のエジプト人女性の力」を立ち上げ、エルアミンをその大使に任命した。
「この構想は、海外に住むエジプト人女性がエジプト村を開発するプロジェクトの支援に関与し、エジプト人の生活を改善することを目指している」と、エルアミンは述べた。