
『Arab News』、リヤド
オマーンから火曜日、イエメン政府と南部の分離派の間での権力分担協定の締結を仲介したサウジアラビアの努力を歓迎する声が上がった。
両勢力は先週、イエメン南部での権力闘争に終止符を打つために、リヤドでサウジアラビアが仲介した協定に署名した。ムハンマド・ビン・サルマーン皇太子は、イエメンの内戦全体を政治的に解決できる日が近づいたとし、この協定の締結を歓迎した。
オマーンの外務省は、同省は「今回の合意がイエメンの内戦全体の収束につながるものになるよう願っている」と発表した。
サウジアラビアで副国防大臣を務めるハーリド・ビン・サルマーン王子は月曜日オマーンを訪問し、カーブース・ビン・サイード国王と面会した。
アラブ首長国連邦の内閣も火曜日、本協定の締結を歓迎し、この提携によって「一致団結して効果的にイエメンの人々の希望を叶えられる新時代」が訪れるだろうと自信を示した。
「アラブ首長国連邦は、アラブ連盟のリーダーとしての立場を生かし、イエメン情勢を安定化して同国が周辺地域でかつてのような役割を担えるようにするよう、サウジアラビアが行なっている全ての努力を支援することを内閣で決定しました」と、国営のエミレーツ通信は報告した。
この新たな協定では、南部暫定評議会(STC)とアブド・ラッボ・マンスール・ハーディー大統領率いる政府から同数の大臣を選出することが定められている。
クウェートの内閣も月曜日、リヤド合意を歓迎すると発表し、サウジアラビアに対してはその努力に謝意を示した。
イエメン政府は2014年、フーシ派の武装勢力とそれを支援する勢力が首都サナアを掌握したため、首都から退避を余儀なくされた。
政府と南部暫定評議会は、イランの支援を受けるフーシ派と共闘する立場にあり、サウジアラビアとアラブ首長国連邦もその戦いに加わっている。