
アラブニュース
ドバイ:イエメンの軍事裁判所は、フーシ派の中心人物であるアブドルマリク・アル・フーシとイランに支援された民兵組織の他の指導者を、彼らに対して申し立てられている様々な刑事事件で起訴するための14回目の法廷を開廷した。
国営通信社サバが報じたところでは、マリブの裁判所は、フーシ派指導者が「共和制と法的・憲法上の権威に対する軍事クーデターを実行し、外国(イラン)のためにスパイ活動を行い、軍事・戦争犯罪の罪」の容疑で審理しているという。
今回の法廷では、マリブの人権事務所長を含む証人が、フーシ派民兵による恐ろしい暴力について証言したほか、検察側弁護士から、マリブでフーシ派のロケット弾、地雷、手榴弾、爆発物が民間人を標的に使用しているという証拠が開示された。
検察は、フーシ派の指導者に対して、戦争犯罪者として処刑するという最も厳しい刑罰を要求している。
国連特使マーティン・グリフィスがイエメンの停戦を呼びかけてから数時間後、フーシ派の弾道ミサイルがマリブの市場を襲い、女性や子供を中心に11人の市民が死亡したと、ムアンマル・アル・エリャニ情報相が公表した。
フーシ派民兵はまた、ホデイダのヘイズ地区で6人の民間人を殺害し、タイズの村では砲撃により3人の民間人を殺害したという。
アル・エリャニ情報相は、国際社会と国連特使に対し、絶えず女性や子どもを標的とした、日常的な犯罪を非難するよう呼びかけている。
GCC閣僚会議は、サウジアラビアのみならず、イエメンで絶え間なく行われているフーシ派民兵の攻撃を強く非難し、同グループの『テロ行為』を阻止するために国際社会が介入することを要求している。
また、最近、民兵がサヌアのアフリカ系移民を収容する拘置所を焼き払い、主にエチオピア系移民、数十人を殺害したことを非難した。