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「紅麹」サプリ購入の1人死亡=小林製薬、因果関係を調査―入院、報告含め70人超

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26 Mar 2024 11:03:18 GMT9
26 Mar 2024 11:03:18 GMT9

小林製薬は26日、紅麹(べにこうじ)を配合したサプリメント「紅麹コレステヘルプ」を約3年間購入していた1人が、今年2月に腎疾患で死亡したことが分かったと発表した。遺族からサプリを服用していたと連絡があり、死亡との因果関係を調べる。サプリ服用後に入院したとの報告が新たに約50人から寄せられたことも明らかになり、同社が入院を確認した人数と合わせて70人を超えた。

健康の維持・増進をうたった機能性表示食品を巡る今回の問題で、死亡につながったと疑われる事例が判明したのは初めて。小林製薬は性別や年齢を公表していないが、2021年4月から24年2月まで通信販売で購入していたことを確認した。26日に遺族と会って症状など詳細な状況を調査。今後、原因の特定を急ぐ。

遺族は小林製薬が紅麹サプリによる健康被害を公表した22日夜、インターネットの問い合わせ窓口にサプリ服用と死亡について書き込んだ。問い合わせが殺到していたため、同社が内容を確認したのは25日夜だったという。

小林製薬は、昨年7~10月に製造した紅麹の中に「意図しない成分」が含まれ、健康被害を引き起こした疑いが強いとみている。購入記録に残っていた製造番号から、死亡した人が購入した商品にもこの成分が含まれていた可能性があるとみて、詳しく調べる。 

同社は25日までに、紅麹サプリを摂取していた33人が腎疾患などを発症し、うち26人が入院したと発表。3種類5製品の使用中止を呼び掛けるとともに、約30万袋の自主回収を始めた。また、原料として食品メーカーなど52社に紅麹を供給しており、宝酒造や紀文食品などが商品を自主回収している。

時事通信

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