東京:日本の保健当局は日曜日、少なくとも5人の死亡と100人以上の入院に関連した健康補助食品を製造している工場を査察した。
国と県の17人の衛生職員からなるチームは、食品衛生法に基づき、西日本の和歌山県紀の川市にある小林製薬の子会社が運営する工場を家宅捜索した。NHKの公共テレビは、関係者が工場に入っていく様子を映し出した。
NHKによれば、和歌山工場は小林製薬が大阪にある別の工場を閉鎖した後、サプリメントの製造を引き継いだとのこと。
小林製薬の広報担当者である富山裕子氏は記者団に対し、同社は捜査に全面的に協力していると述べた。
同社は、腎不全を含む病気の正確な原因についてはほとんど分かっていないと述べている。サプリメントにはすべて「ベニコウジ」という赤カビの一種が使われていた。小林製薬の「ベニコウジコレステヘルプ」と呼ばれるピンク色の錠剤は、コレステロール値を下げる効果があると宣伝されていた。
大阪に本社を置く小林製薬は、過去3会計年度で約100万パッケージを販売したと発表した。同社はまた、他のメーカーにもベニコウジを販売しており、一部の製品は輸出されている。サプリメントは医師の処方箋がなくてもドラッグストアで買うことができた。
ベニコウジは何年も前から様々な製品に使用されていたが、2023年に健康被害の報告が表面化した。
同社の小林昭宏社長は、もっと早く対応しなかったことを謝罪した。リコールは3月22日に行われたが、これは同社がこの問題に関する正式な医療報告を受けてから2ヶ月後のことだった。
金曜日に同社は、製品を摂取した5人が死亡し、114人が病院で治療を受けていると発表した。
日本の厚生省は、サプリメントが死亡や病気の原因である可能性があるとし、影響を受けた人の数が増える可能性があると警告した。政府はサプリメントに関連した病気を受けて、認可制度の見直しを命じた。
経済成長を促進するために健康食品の認可を簡素化し、迅速化した最近の規制緩和の取り組みを非難するアナリストもいる。日本では大量生産品による死亡はまれで、消費者製品に対する政府のチェックは比較的厳しい。
AP