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イエメンの空港がサウジアラビアの資金提供による改修を終えて再開

アル・ガイダ空港でイエメン航空機から降りる乗客。(SPA)
アル・ガイダ空港でイエメン航空機から降りる乗客。(SPA)
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21 Jul 2023 02:07:01 GMT9
21 Jul 2023 02:07:01 GMT9
  • アル・マフラの人々は、県から国内外への直行便を運航する航空会社が増えることを期待している
  • 住民や患者は迅速かつ容易に移動できるようになったと援助関係者は語った

サイード・アル・バタティ

アル・ムッカラー:イエメン航空(イエメニア)の飛行機が木曜日、イエメン東部のアル・マフラ県のアル・ガイダ空港に着陸した。8年ぶりの、正式な商業便の運航再開となる。

アル・マフラ県の県都であるアル・ガイダの地元当局は、伝統的な民俗舞踊や歌を披露する人々、報道関係者たちに出迎えられる乗客が飛行機から降りてくる様子を見ながら、空港の再開を祝った。

イエメンの暫定首都であるアデンから到着したイエメニアの飛行機は、ハドラマウト県のリヤン空港に1時間滞在した。そこでも、リヤンからアデンとアル・ガイダ空港への直行便の開始を記念する、同様の式典が行われた。

アル・ガイダでの祝賀会の中で、イエメンのアブドゥル・サラーム・フマイド運輸相は、アル・マフラ、ハドラマウト、そしてソコトラ島の空港間で国際的な目的地への直行便を就航させることを約束した。また、アル・マフラは国内第二の県であり、空港の再開は経済と投資の機会を促進するだろうと述べた。

2020年に結ばれた、政府支配地域の空港と海港を改修するというイエメン政府との協定の一環として、サウジアラビアのイエメン開発復興プログラム(SDRPY)は、空港のホール、航空管制塔、ターミナルを改築し、ナビゲーションシステムや通信システム、消防車、警備機械を設置することで、アル・ガイダ空港を再建した。

SDRPYは木曜日のツイートで、アル・ガイダ空港の再開は50万人の人々に恩恵をもたらすと述べ、このプログラムによって国際民間航空機関の空港に対する要件を満たす設備、建物の改修が実現したと付け加えた。

同じ協定の下で、SCRPYはアデン空港の改修、アデン港の拡張、ソコトラ空港の安全設備の強化に加え、アル・マフラのナシュトゥーン港の拡張、サウジアラビアとオマーンとのイエメン国境検問所の改修も行う。

イエメン大統領指導評議会のラシャド・アル・アリミ議長は木曜日、アル・マフラの住民に対し、空港の再開を祝福した。

議長は、アル・ガイダ空港は、アデン空港、セイユン空港、リヤン空港に続き、政府支配地域で4番目となる、運用可能な空港であると述べた。

「今日はイエメン人、主にアル・マフラ県の住民にとって喜ばしい日だ。フーシ派民兵によって引き起こされた苦しみと移動の困難の数年間を経て、アル・ガイダ国際空港が、解放された県における4つ目の空港として開港されることになった」と、イエメンの指導者はツイッターで述べ、サウジアラビアに対してイエメンでの人道的作戦に対する感謝の意を表明した。

「この場を借りて、この成果に貢献したすべての人に感謝の意を表したい。特に、サウジアラビアの開発とイエメン再建プログラムは、王国による、価値ある開発介入の一つだ」

アル・マフラの住民も空港の再開を歓迎し、イエメニア航空や他の航空会社に対し、同県から国内外への直行便の就航を要望した。

アル・ガイダ在住の援助活動家セーレム・アフメド・アル・サックーフ氏はアラブニュースに対し、空港の再開により、医療患者を含む地元の人々が迅速かつ容易に移動できるようになると同時に、地元や海外の援助活動家も同県へ移動できるようになると述べた。

何年もの間、地元の人々は、同県で最も近いハドラマウトにある空港にアクセスするために、何百マイルも移動することを余儀なくされてきたと、彼は付け加えた。

「アル・ムッカラーとアデンの間は非常に遠く、空港の開港はアル・マフラの人々にとって生命線だ。患者はカイロに行くことができるようになった」と、アル・サックーフ氏は述べた。

同援助活動家は、空港が稼動し続け、他国へのフライトが予定されることに期待を示した。

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