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『ONE PIECE FILM RED』がサウジで興行収入1位

「ワンピース」劇場版シリーズ最新作は、サウジアラビアで公開週末の興行収入105万ドルを達成。
「ワンピース」劇場版シリーズ最新作は、サウジアラビアで公開週末の興行収入105万ドルを達成。
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16 Nov 2022 03:11:43 GMT9
16 Nov 2022 03:11:43 GMT9

中東・北アフリカ地域を拠点とする映画配給会社フロントロウ・エンターテインメント社の発表によると、東映アニメーションの最新作『ONE PIECE FILM RED』がサウジアラビアで興行収入首位に躍り出た。同作は有名なアニメ劇場版シリーズの第15作目にあたる。

同作品は日本アニメ映画として過去最高の初日興行収入を達成し、週末にはDC最新作の『ブラックアダム』を抑えて首位となった。

『ONE PIECE FILM RED』は公開週末の(試写を含む)総観客動員数6万1000人、総興行収入105万ドルを達成。観客動員数を見ると、今年初めに公開され最高記録を保持していた『劇場版 呪術廻戦 0』を14%、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』を50%上回っている。

 また同作品は、PG-12指定の映画としてサウジ国内屈指の初日興行収入を達成し、アニメ映画としてはユニバーサルの『ミニオンズ フィーバー』に続いて第2位となった。参考までに、初日興行収入の数字はユニバーサルの『ジュラシック・ワールド』(こちらもPG-12指定)を22%、『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』を286%上回り、『ブラックアダム』をわずか8%下回るのみだった。

この映画は、すでにシリーズ作品の中で最高の興行収入を誇る。日本では『ONE PIECE FILM RED』が『トップガン:マーベリック』を抑えて年間最高興行収入を記録し、同地域における歴代6位のアニメ映画となった。また、北米でもソニー傘下のクランチロール社によって今週末に封切され、金曜日の興行収入は470万ドルに達した(試写も含む)。

本作は、世界で最も愛されている歌手のウタに焦点を当てた物語。素性を隠したまま発信するその歌声は「別次元」と評されるようになった。今回、ウタは初めて公に姿を現してコンサートをすることになる。熱狂する海賊たち、目を光らせる海軍、ルフィー率いる麦わらの一味など、様々なウタのファンたちが会場を埋め尽くす。

『ONE PIECE FILM RED』は、原作・尾田栄一郎氏による同タイトル漫画をもとに制作された劇場版シリーズの第15作目となる。2021年11月21日、アニメ『ONE PIECE』の放送回1000話記念と、漫画『ONE PIECE』連載25周年の一環として初めて発表された。

フロントロウ社は近年、中東・北アフリカ地域のアニメ配給を先導して主要作品をいくつかリリースしてきた。代表作には「ワンピース」劇場版の前作『ONE PIECE STAMPEDE』、『ドラゴンボール超 ブロリー』、『ドラゴンボールZ 復活の「F」』、『進撃の巨人 クロニクル』、『天気の子』をはじめとする高い評価を受けた新海誠監督の作品などがある。同社はさらに、この地域におけるスタジオジブリ作品の代理業者も務め、『約束のネバーランド』『アクダマドライブ』など数々のアニメシリーズの配信も手掛けている。

「今月初めに中東地域で上映が開始して以来、『ONE PIECE FILM RED』は快進撃を続けているようでうれしいです。」と、フロントロウの配給責任者であるエリ・トウマ氏が述べた。

「日本のアニメは中東、特にサウジアラビアでは非常に人気があり、『ワンピース』はその中でも最大の作品です。この地域では長い間映画が禁止されていましたので、今後も観客のために上映を続けたいです」と、トウマ氏はつけ加える。

『ONE PIECE FILM RED』は谷口悟朗氏が監督、黒岩勉氏が脚本を担当し、尾田氏は総合プロデューサー、キャラクターデザイナー、脚本監修者として、映画に全面的に参加し内容に深く関わった。

また中東地域全体でも好調に封切され、UAE、クウェート、カタール、バーレーン、オマーン、ヨルダン、イラク、レバノン、エジプトで、これまでに合わせて40万ドル超の興行収入を記録している。現在、この地域の主要な映画館チェーンでIMAX上映中だ。

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