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米国がイラクに残っている戦闘部隊の撤収に合意

ケイヤラ空軍基地を歩く米国兵。同基地では2017年に米国が率いる軍隊が、計画されていた撤退の前に、イラク北部のモスル近辺でのイスラム国との戦闘計画を練るイラクを支援した。
ケイヤラ空軍基地を歩く米国兵。同基地では2017年に米国が率いる軍隊が、計画されていた撤退の前に、イラク北部のモスル近辺でのイスラム国との戦闘計画を練るイラクを支援した。
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08 Apr 2021 08:04:13 GMT9
08 Apr 2021 08:04:13 GMT9
  • イラクは、イスラム国との戦いにおけるイラクの努力を支援する目的のみで駐留する、米軍主導の軍隊の基地を守ることを約束した
  • 安全保障、テロ対策、経済、エネルギー、環境についても話し合われた

アラブニュース

ロンドン: 米国が水曜に行われたワシントンでの話し合いを受け、イラクから残りの戦闘部隊を撤収することに同意した。

イラクと米国の共同声明によれば、同国に残っているすべての米国軍隊は訓練と助言業務に集中すると述べ、イラク軍は大幅な進歩を遂げたと付け加えた。

両国は「2国間安全保障の調整と協力を継続する相互の意向を再確認した」と、声明は言う。

この発表は、米国のアントニー・ブリンケン国務長官とイラクのフアード・フセイン外相が議長となって水曜に開催された、米国・イラク戦略対話後に行われた。

撤収の時期は今後の実務協議で決定されるだろうと、声明は述べる。

「米国およびその他の国際的な軍隊が戦闘作戦から離れ、ISFの訓練、配備、支援へと移行することは、それらの戦略的パートナーシップの成功を反映しており、イスラム国(ダエッシュ)が再びイラクの安定を脅かせないようにするISFの継続的な努力に対する支援を確保するもの」と、声明は言う。

この発表は、イランと関係のあるシーア派民兵組織がほぼ毎日、同国に駐留する米軍に対して継続的に攻撃を仕掛けている中で行われた。

協議中、イラクは「イスラム国を打倒するための世界連合」のメンバーに属する職員、輸送車両、外交施設を守るという約束を再確認した。

また、安全保障、テロ対策、経済、エネルギー、環境についても話し合われた。

ワシントンは電力部門を改革するためのイラクの努力に対する支持を表明し、「両国は電力網相互接続プロジェクトを進めることを含め、ヨルダンの近隣諸国やGCC内でのより強い関係性を構築することで、エネルギー源の多様化に取り組んでいるイラクを支援することを確認した」

両国は、イラクが経済の多角化、ビジネス環境の改善、およびより活気のある民間部門創造支援のための改革実施を約束する中、緊密に協力することを誓約したと、声明は付け加えた。

また両国は、COVID-19パンデミックや水資源管理に取り組むためのより強い協力についても話し合った。

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