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パレスチナ刺繍帯プロジェクト、ガザの人々のための募金活動を開催

パレスチナの人々の文化、尊厳、長い歴史をシェアしたいと語る山本さん。(インスタグラム/@palestinian_embroidery_obi)
パレスチナの人々の文化、尊厳、長い歴史をシェアしたいと語る山本さん。(インスタグラム/@palestinian_embroidery_obi)
パレスチナの人々の文化、尊厳、長い歴史をシェアしたいと語る山本さん。(インスタグラム/@palestinian_embroidery_obi)
パレスチナの人々の文化、尊厳、長い歴史をシェアしたいと語る山本さん。(インスタグラム/@palestinian_embroidery_obi)
パレスチナの人々の文化、尊厳、長い歴史をシェアしたいと語る山本さん。(インスタグラム/@palestinian_embroidery_obi)
パレスチナの人々の文化、尊厳、長い歴史をシェアしたいと語る山本さん。(インスタグラム/@palestinian_embroidery_obi)
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08 Jan 2024 08:01:51 GMT9
08 Jan 2024 08:01:51 GMT9

ダイアナ・ファラー

ドバイ:パレスチナ刺繍帯プロジェクトは1月20日に、在日パレスチナ大使館と協力して、刺繍ワークショップとパレスチナの製品を集めた小さなバザーを開催する。

「Stitch for Palestine」という名の本イベントは、イスラエルによる絶え間ない砲撃に苦しむガザの人々を支援する募金活動だ。

パレスチナ刺繍帯プロジェクトの創始者である山本真希さんは、この文化的・伝統的な試みの始まりについてアラブニュース・ジャパンに語った。

山本さんは薬学・医学分野の出身で、パレスチナ文化についてはあまり知らなかったが、日本の化粧品会社で研究員として働きながら、ボランティア活動も行っていた。

そのボランティア活動には、日本各地の大使館、すなわちパレスチナ大使館でのイベントサポートも含まれていた。パレスチナ大使館での業務と、ワリード・シアム・パレスチナ大使との長年の交流を通じて、山本さんは日本の和服と「タトリーズ」と呼ばれるパレスチナ刺繍を組み合わせるというアイデアに衝撃を受けた。

「2013年に初めてパレスチナを訪れたとき、そこの人々の苦しみを見ましたが、同時に日常生活をも目にしました。それは美しい文化を持つ、幸せそうな暮らしだったんです」と山本さんはいう。「日本人はパレスチナをとても貧しい国だと思っているので、パレスチナのポジティブな面を紹介したかったのです」

山本さんはアラブニュース・ジャパンの取材に対し、アジア文化との融合の結果として日本の着物には常にさまざまなモチーフが存在してきたので、タトリーズを施した帯にも違和感は全くなかったと語った。

和服の刺繍を手伝ってくれる、ヨルダン川西岸地区とガザ地区の難民キャンプにいるパレスチナの女性たちと働いている、と山本さんはいう。

「刺繍をする人たちに、帯にどのように柄をつけてほしいかを伝え、よいと思う色やデザインを聞いて、日本に持ち帰ります」と彼女は付け加えた。

山本さんはパレスチナの伝統的な模様の刺繍の仕方を学んだが、最優先事項は、プロジェクトの成長に協力してくれる勤勉なパレスチナの女性たちに収入を得てもらうことだ。

日本人とパレスチナ人の労働文化の違いについて、山本さんはパレスチナの女性たちが帯をデザインする方法に大変驚いたという。

「日本では寸法を細かく測りますが、パレスチナの女性たちはすべて手で大まかに測ります。彼女たちは本物の職人です」と山本さんは説明する。

パレスチナ刺繍帯プロジェクトの創始者である山本さんは、最終製品のパレスチナから日本への輸送については、国際NGO組織に頼っている。

山本さんは、パレスチナの人々の文化、尊厳、長い歴史をシェアし、日本とパレスチナの文化を融合させて新たな価値を生み出すものを作りたいと語った。

 
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