
イスラム教徒がエルサレムでラマダン最初の金曜の礼拝を行う
エルサレム: 数万人のイスラム教徒礼拝者がラマダンの最初の金曜の祈りのため、神聖なエルサレム広場に集まった。昨年はコロナウィルスによるロックダウンのため、同広場は立入禁止措置が取られていた。
イスラエルに住む信仰深いアラブ市民約70,000人が、イスラム教で3番目に神聖な場所であるアルアクサモスクで祈りを捧げたと、この複合施設のイスラム教区域を管轄するイスラム教ワクフ局の職員は述べた。
このエリアは、イスラム教徒には「高貴な聖域」として知られているが、ユダヤ教徒からは「神殿の丘」と呼ばれている。
通常時であれば、ラマダンの金曜日の礼拝は、アルアクサは200,000人近い人々が集まる。
イスラエル警察は混乱の火種となりえないこの場所の警備を強化したが、礼拝は平和的に終わった。
今年もイスラエルは、ヨルダン川西岸からのパレスチナ人の入国を制限し、エルサレムへの入国許可を保持している者で、且つワクチン接種が完全に終わっている者だけを許可した。
モハメッド・バルグーテイ(65才)は、1年以上ぶりにアルアクサモスクにやって来たことを「暑いが、とても幸せ」と話した。
この引退したラマラ市民は、2回のワクチン接種を済ませたと述べた。
他のパレスチナ人たちは入国を阻止された後、ヨルダン川西岸のイスラエル検問所で抗議しながら祈った。
イスラエルはワクチン接種が急速に進んだことを受け、制限を大幅に緩和している。対照的に、ヨルダン川西岸とガザ地区のパレスチナ人たちは、供給量が限られている中でのワクチンの展開の遅さと、厳しいロックダウン措置を引き起こした感染率の急激な上昇により、緊急事態が続いている。
AP