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日本の船舶所有者が、荷主にスエズ運河座礁の損害費用を分担するよう要請

2021年3月30日の資料写真。エバーギブン号とパナマの足止めされた貨物船が、エジプト・グレートビター湖にあるのが見える。(AP)
2021年3月30日の資料写真。エバーギブン号とパナマの足止めされた貨物船が、エジプト・グレートビター湖にあるのが見える。(AP)
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01 May 2021 06:05:42 GMT9
01 May 2021 06:05:42 GMT9
  • 船舶所有者は今月に入り、賠償請求についてエジプト当局と交渉していると述べた

東京:約1週間にわたりスエズ運河を閉鎖し何十億ドルもの海上貿易を止めた大型コンテナ船の日本の所有者は、運搬している貨物の所有者に、エジプト当局から請求されている損害費用を分担するよう求めている。

正栄汽船は金曜日、共同海損宣言として知られる取り決めにおいて、荷主に損害費用の分担を求めたと発表した。損害分担スキームは、保険適用である海上事故においてしばしば用いられる。

正栄汽船は、船に積まれていたおよそ18,000のコンテナの複数の所有者に対して、約9憶1600万ドルと推定される損害賠償金の一部負担を通達したと発表した。

船舶所有者は今月に入り、賠償請求についてエジプト当局と交渉していると述べた。

エバーギブン号と呼ばれる船は、スエズ運河の北端と南端の中間に位置する広い水域であるグレートビター湖で調査を受けており、和解が成立するまでは、そこを離れることは許されないだろうと正栄汽船は発表した。

正栄汽船は、保険適用の範囲や荷主にどの程度の分担を求めているのかといった、交渉のさらなる詳細を開示していない。

EVER GIVEN 号は、オランダのロッテルダム港へ向かっていた3月23日に、スエズ市近くの南エントランスからおよそ6キロメートルほどの、スエズ運河に伸びるシングルレーンバンクに座礁した。

船の25人のインド人乗務員は、いまだ乗船中であるが皆健康であると、正栄汽船は発表した。

新鮮な果物や野菜や飲料水など、船には十分な食料があると、船の技術管理会社ベルンハルト・シュルテ・シップマネジメントは発表した。

AP

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