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国境でのデモで、レバノン人デモ参加者1人が射殺され、もう1人が負傷

5月14日、レバノンのキアム地域でのパレスチナ支持集会を見守っている人々や報道陣。ガザ地区への攻撃に抗議するために、ここに数十人が集まっていたが、イスラエルが発砲したことにより、レバノン人デモ参加者1人が死亡し、もう1人が負傷した。(AFP通信)
5月14日、レバノンのキアム地域でのパレスチナ支持集会を見守っている人々や報道陣。ガザ地区への攻撃に抗議するために、ここに数十人が集まっていたが、イスラエルが発砲したことにより、レバノン人デモ参加者1人が死亡し、もう1人が負傷した。(AFP通信)
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15 May 2021 05:05:51 GMT9
15 May 2021 05:05:51 GMT9
  • 国内メディアが、21歳のレバノン人デモ参加者の死亡を発表した。そのデモ参加者は、病院に搬送された後、負傷により死亡した
  • レバノン国軍と治安部隊は、若者たちの前進を阻止するために派遣された

レバノン、カファーキラ:武装組織ヒズボラが、レバノン・イスラエル国境沿いでイスラエルの発砲により死亡した青年は、同武装組織の戦闘員の1人だと述べた。

21歳のその男性、モハマド・ターハンさんは5月14日、レバノン・イスラエル国境で銃撃された際に負った傷が原因で死亡した。

レバノン国営通信社(NNA)は、抗議デモに参加した多数の若者たちがイスラエル最北端の町、メチュラに入ろうとした後、その付近でイスラエルの破裂弾2発が落ち、2人のデモ参加者が負傷した、と午後に報じた。

パレスチナ人とレバノンの若者たちは、イスラエルのガザへの軍事作戦に抗議するデモ集会の一環として、国境に集まっていた。後になって、その中の小人数のグループがフェンスを破壊し、国境を越えてイスラエル側に入ったことで、この発砲が起きた。

これをきっかけに、再び「若者たちの前進を阻止するために…レバノン国軍と治安部隊が派遣された」と、NNAは付け加えていた。

イスラエル国防軍が、そのグループはフェンスに対する破壊工作を行い、国境を越えた後、グループに発砲したと手短に述べていたが、イスラエル軍の戦車が「多数の暴徒に対して威嚇射撃をしたが…彼らが国境を越えてイスラエル領に入った」のでそうした、とTwitter上で正式に発表した。

このデモ参加者たちの中には、パレスチナ国旗やヒズボラの旗を掲げる者もいたが、国境から数十メートル(ヤード)離れたところにあり、メチュラの反対側にあるキアム平原に彼らは集まっていた、とAFP通信のカメラマンが語った。

その後、暴徒たちはこの地域に火を付け、その炎は「はるばる国境まで」広がった、と同カメラマンは付け加えた。

日没後にも、10数人のデモ参加者たちがそのフェンス付近にまだ居残っており、これがイスラエル側に、催涙ガスの発射を促すことになった。

レバノンのミシェル・アウン大統領が、イスラエル軍のこのグループへの発砲を、「イスラエル軍が行った犯罪」だとして強く非難した。

13日には、レバノン南部のパレスチナ難民ラシディエ・キャンプ付近から、イスラエルに向けて、ロケット弾3発が発射された、とレバノン軍の情報筋は語っていた。3発のロケット弾は海上に着水した、とイスラエル軍は述べていた。

AFP通信

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