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産学連携の強化を目的とした日本によるアラブ首長国連邦(UAE)向けインターンシップ・プログラム

広島への文化訪問中の様子
広島への文化訪問中の様子
日本語コースの教室の様子
日本語コースの教室の様子
三菱重工業のインターン生たち
三菱重工業のインターン生たち
12 Oct 2019 04:10:51 GMT9

UAE向けのインターンシップ・プログラムは、アラブ首長国連邦の人材に利益をもたらし、産学の長期にわたる協力関係の構築に貢献することを目的としていると、日本国際協力センター(JICE)は語る。

「私たちは、UAEと日本の『包括的・戦略的パートナーシップ・イニシアティブ(CSPI)』の枠組みの下で産学連携を促進し、両社会の利益のために提携しています。インターン生は、受け入れ企業と共同で事業を開始するなどし、ネットワークを維持します」と、 JICEアブダビオフィスのShigeto Aoki支店長は、アラブニュースに語った。

「日本の経済産業省が後援しているインターンシップ・プログラムは現在8年目を迎え、これまでに合計81人のUAEの学生を受け入れてきました」とAoki氏は語る。

このプログラムでは、参加者は基本的な日本語のスキル、ビジネスマナー、エチケットを含む入門コースに携わる。

「各インターンがそれぞれのインターンシップ先の会社に派遣される前に、日本人とその経験を理解することによりプログラムを強化するという目的で、広島市への文化的訪問も含まれていました」とAoki氏は述べた。

サマーインターンシップ・プログラムはUAEのみで実施されていますが、毎年約10人の学生が日本で受け入れられている。

「このプログラムは、両国のエンジニア間の交流を通じて、将来のビジネスコラボレーションの可能性をもたらします。また、企業のグローバル化とUAEのエンジニアの雇用機会の拡大にも貢献するでしょう」とAoki氏は述べた。

JICEによると、学部レベルと大学院レベルの両方のさまざまなコースが用意されているという。

また、アブダビにあるハリファ科学技術大学で日本語コースも提供している。

今年、12人のUAEの学生が7週間から10週間に及ぶプログラムを終了した。参加者たちは日本のテクノロジー企業で研究を行いながら、貴重な実務経験をし、日本の社会文化や企業文化に浸り、語学の授業を受けた。

ジャパン石油開発株式会社(JODCO)でのインターンシップを修了したハリファ科学技術大学の学部生であるFatmah Alkaabi氏は、次のように述べた。「JICEが提供する基礎コースは、日本の文化を理解するのに非常に役立ちました。また、基本的な語学コースや労働倫理とマナーに関する講義も役に立ちました」

 

「広島への旅行を特に楽しみました。本で読んだことよりも日本の歴史について多くを学ぶことがきたからです」

彼女は、JODCOでのインターンシップ・プログラムは目を見張るような経験であったと語った。 「この会社で出会った人々は、石油やガス産業に関連するあらゆることを学びたいと思っていました。石油工学のさまざまな側面を研究したいと思います」と彼女は付け加えた。

兵庫県の三菱重工業でインターンシップを行った同大学修士課程の学生、Sara Almahri氏は次のように述べた。「プロジェクトの指導者であるTakeshi Sanoさん、そして三菱重工業とJICEの皆さんに感謝したいと思います。 彼らは私を歓迎してくれて、リラックスした気分にさせてくれました」

彼女はさらに次のように付け加えた。「このインターンシップを通し、文化の多様性を理解することがエンジニアにとって非常に重要であることに気づかされました。将来のインターンにも私と同じように日本文化を体験してほしいと思います」

Aoki氏は、このインターンシップ・プログラムは、UAEの最も優秀な学生が日本の最も有名な企業で技術、教育、異文化間の洞察力を促進できるすばらしい例だと述べた。

「彼らが日本で学んだことをUAEの利益として応用できることを切望しています」と彼は付け加えた。

「このプログラムの成功と成長を目にすることができ光栄です。また、両国の人々の専門知識とつながりのさらなる相互発展を楽しみにしています」と彼は語った。

「UAEの学生の日本と日本の人々に関する理解を深め、日本企業とこのインターンシップに参加した人々との間の協力とパートナーシップをさらに深めることを望んでいます」

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