
テヘラン:イラン首都近くの製油所の大火災は、消防士が消火に苦闘しており、木曜に2日目を迎えた。
火災はテヘランの南にある国営トングーヤン石油化学会社で水曜夜に発生し、立ち上る激しい黒煙が首都の空を覆った。
石油省のシャナ通信は、施設内にある2基の廃液タンクからの漏えいが火災につながったと伝えた。当初、当局は製油所火災は液化ガスパイプラインが影響していたと示唆していた。
イランのビジャン・ザンガネ石油相は夜を徹して現地を視察した。市民に対して火災による石油精製への影響はないと理解を求めたものの、イラン国民はイスラム共和国の週末の始まりである木曜の朝にはガソリンスタンドに列をなした。
シャナ通信は、また、製油所の広報担当者シェイカー・カファエイ氏の言葉として、当局は数時間後には燃料が尽き自然に鎮火するとみていると伝えた。
なぜ火災が発生したのかはすぐには分かっていない。水曜日のテヘランは気温が摂氏40度に達しており、過去にはイランの暑い夏の気候が火災の原因となったこともあった。
この火災は、イラン海軍最大級の戦艦が炎に襲われたその日に発生した。戦艦はその後オマーン湾に沈んだ。
AP