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バイデン氏、新政権樹立の数日後にイスラエル大使を指名

ジョー・バイデン大統領は、ベテランの民主党員トーマス・ナイズ氏をイスラエル駐在米国大使に指名した。(ファイル/AP)
ジョー・バイデン大統領は、ベテランの民主党員トーマス・ナイズ氏をイスラエル駐在米国大使に指名した。(ファイル/AP)
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16 Jun 2021 03:06:04 GMT9
16 Jun 2021 03:06:04 GMT9

ワシントン:15日火曜日、ジョー・バイデン大統領は、ベテラン民主党員のトーマス・ナイズ氏を在イスラエル米国大使に指名し、新たな結びつきを熱望する新政権の結成から2日後にそのポストを埋めた。

モルガン・スタンレー社の元トップバンカーであり、成人してからの生涯を民主党の政治活動に捧げてきたナイズ氏は、バラク・オバマ氏が大統領だった時期国務省に務めており、パレスチナ人への資金提供を擁護した。

同氏は、ドナルド・トランプ前米大統領が指名しイスラエルの強硬な政策を強く支持していたデービッド・フリードマン前在イスラエル大使とは大いに異なる方針を示すと思われる。

ナイズ氏はミネソタ州ダルース出身で、父親が寺院会長だったユダヤ人家庭で育った。同氏は中東やその他の問題に関してイデオロギー的な人物としては知られていない。

管理・資源担当の国務副長官を務めている間、ナイズ氏は、パレスチナ難民のための国連機関に向けた資金提供を止めようとする共和党員の企てに対し議会で戦った。これはトランプ氏が実行に移したが、バイデン氏が覆した。

マイケル・オレン元在米国イスラエル大使は、2011年の本の中で、国連文化機関ユネスコがパレスチナを加盟国として認めた後の議会において、同機関への資金提供を打ち切ろうとする企てに対し、ナイズ氏が情熱的に、そして世俗的に、議論するよう呼びかけたと書いている。

オレン氏によると、ナイズ氏は、ユネスコがホロコーストに関する教育の役割を担ってきたという理由から、イスラエルは同機関への資金提供打ち切りを望まないだろうと、乱暴な言葉で語ったという。

数週間にわたり指名が噂されていたナイズ氏は、民主党が辛うじて多数派となっている上院の承認を得る必要がある。

同氏の指名は、イスラエルで最長期間首相を務めたベンヤミン・ネタニヤフ氏の失脚から2日後に発表された。同氏はパレスチナ国家建設への動きを拒んで共和党と連携し、オバマ氏のイラン政策に反対した後、民主党との関係は冷え込んでいた。

バイデン大統領は、ヨルダン川西岸地区のユダヤ人入植を堅固に擁護するとはいえ中道派と左派を連立統治しているナフタリ・ベネット首相を即座に祝福した。

AFP

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