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IAEA・イラン間の監視合意欠如に深刻な懸念:米国

イランのナタンツ核施設の眺望。(AP資料写真)
イランのナタンツ核施設の眺望。(AP資料写真)
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26 Jun 2021 08:06:52 GMT9
26 Jun 2021 08:06:52 GMT9

パリ:国連の核監視機構とイランの間で原子力関連活動の監視に関する暫定的な合意を欠く状態は深刻な懸念事項であるとイラン政府に伝えた事を、金曜、アントニー・ブリンケン米国務長官が明らかにした。

2月21日に発せられ、3ヶ月を期限とされたていた暫定的な監視についての合意は、5月24日、1ヶ月延長された。国際原子力機関(IAEA)は、この合意が木曜に有効期限切れになると発表していた。イランとはさらなる延長について協議している。

「これには重大な懸念が残る」とブリンケン氏はフランス側のジャン=イヴ・ル・ドリアン氏と共にパリでの記者会見で取材陣に話した。「懸念についてイランに伝え問題解決をはかる必要がある。」

IAEA長官の要請に対し、監視団のイラン大使カゼム・ガリババディ氏が「イランはこれに応じるよう求められていない」と述べた、とタスニム通信が伝えている。

「いまだイランとは見解を大きく異にしている」とブリンケン氏は述べるとともに、数日のうちに協議が再開され問題を解決できるよう望んでいると付け加えた。ブリンケン氏は、協議は無限に続くわけではないとし、直近の優先事項は核合意を「元のさや」に収めることだ、と話している。一方で、もし協議がイランの地域的およびミサイル関連活動を扱う事に合意されるようならば、米国および関係国も手段を手にすることになるだろうと述べた。

ル・ドリアン氏は、ボールはイランの意志決定者の手にあり、交渉は現在最も難しい局面に入っていると話し、「イラン当局が2015年の核合意の再建を認めるという最後の難しい判断を下すことを待っているところだ」と述べた。

ロイター

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