
ローマ:ヤイル・ラピド新外務大臣は過去数年間にわたりイスラエルと米国の間で「犯された間違い」を修正することを誓い、イスラエルはウィーンでとりまとめられているイランの核合意に関して深刻な懸念をもっていると米国国務長官に伝えた。
2週間前にイスラエルの新政府が正式に成立して以来初めての対面での会談において、アントニー・ブリンケン米国国務長官とラピド氏は、イスラエルの湾岸アラブ諸国との正常化合意についても論議すると述べた。
ブリンケン氏は、ガザ地区への人道支援問題も論じると述べた。
米国はイスラエルの正常化合意を支持するが、それらの合意はイスラエル人とパレスチナ人の間の問題への取り組みに取って代わることはできないと、ブリンケン氏は述べた。
イランと米国は、イラン政府と主要国間の2015年の核合意建て直しに関する間接的な協議をおこなってきた。この核合意は、国際的な制裁を解除することと引き換えにイランの核開発活動に制限を課した。
「イスラエルは、ウィーンでとりまとめられているイランの核合意に関していくつかの深刻な懸念をもっている。我々は、これらの意見の相違について議論する方法は、直接の…会話によるものであって、記者会見の場においてではないと考える」とラピド氏はローマでの会談が始まる前に手短に述べた。彼はまた、イスラエルはアメリカ政府との関係を改善するために尽力していくと話した。
「過去数年間、間違いが犯された。イスラエルの超党派の立場は損なわれ、私たちはこれらの間違いをともに修正していく」と彼は言い添えた。
ロイター