
アラブニュース
ロンドン: 国連専門家が長期において人権活動家を収監するイランを非難し、活動家らの釈放を呼びかけた。
「イランの人権擁護活動家は頻繁に、人権法において正当とされる活動に関わった罪で10年かそれ以上の刑を受けています」と、人権擁護活動家に関する国連特別報告者を務めるメアリー・ロウラー氏が語った。
「女性の権利、子どもの権利、受刑者の権利、労働者の権利、表現の自由、結社の自由、マイノリティの権利を擁護する人や、公平な裁判を受ける権利や拷問を受けない権利を擁護する人はすべて、厳しい状況下で長期間収監されるリスクと隣り合わせです」と、ロウラー氏は付け加えた。
「すべての国家は汚れのない人権の歴史を絶やさぬよう常に務めるべきですが、なぜイランでは人権問題に関わる人が収監されるのでしょうか?」
ロウラー氏は、イランの刑務所で提供される医療サービスは「まったくもって不十分」で、収監者の「安全、健康、生活」は危機にさらされていると述べた。
訪問の計画や電話連絡は厳しく制限されており、収監者と家族と離れた地域に収監者をわざと移送させることもあると、ロウラー氏は付け加えた。
ロウラー氏によると、女性活動家は特に危険にさらされており、その中でもナルゲス・モハンマディ氏のケースは特に深刻だという。
モハンマディ氏は5月、収監中に主導した人権活動に関する新たな容疑により、追加で2年6ヶ月の懲役と、鞭打ち80発と2罪の罰金刑を受けた。
「人権擁護活動家が全員解放され、彼らの具体的な保護に関する法律が制定されるまで、因わしい収監の連鎖に終わりは見えないだろう」とロウラー氏は述べた。