
ダマスカス: バッシャール・アサド大統領は土曜日に、戦争で荒廃したシリアで4期目となる大統領就任宣誓をした。諸外国の非難に取り合わない形で行われ物議を醸した選挙でアサド大統領は95%を得票した。
アサド大統領が大臣、実業家、学者、ジャーナリストなどを含む600人を超えるゲストの面前で憲法とコーランに基づき大統領就任宣誓をしたと、主催者は話した。
今回の選挙で「国民が国家に与える正当性の強さが証明された」と、55才のアサド大統領は就任スピーチで話した。
国民は「国家の正当性、憲法、そして自国に対する西欧諸国からの批判を信用しなかった」と大統領は付け加えた。
アサド大統領が再選されて権力の座を維持することになったが、50万人以上の人々が亡くなり、数百万人の人々が住む場所を失い、国のインフラを破壊し続ける10年に及ぶ内戦が始まってからアサド大統領が再選されたのは2度目のことである。
5月26日の選挙の前日、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリアはこの選挙を「自由でも公正でもない」と批判し、シリアの弱体化した反体制派は「茶番劇」だと非難した。
「努力をもって希望を得る」という選挙スローガンを掲げたアサド大統領は、問題を抱える国家の再建のただ一人の立役者という役割に自らの身を投じる。
AFP