
エルサレム:イスラエルと敵対国イランとの間で緊張が高まっている中、イスラエル軍は、レバノンからのロケット弾が3日、イスラエル北部を襲ったため、報復の砲撃を実施したと発表した。
イスラエル軍は声明の中で、「レバノンからイスラエル領に向けて3発のロケット弾が発射された」と述べた。そのうち1発は国境まで届かなかったという。
「この攻撃に対して、軍の砲兵隊がレバノン領に砲撃を行った。」
イスラエル北部、レバノン国境近くでロケット弾警報のサイレンが鳴り響いた、とイスラエル軍は状況を述べている。
軍の声明によると、被害や死傷者の即時報告はなく、警報はレバノンとの国境付近の少なくとも3つの地区で鳴らされたという。
イスラエルとレバノンの国境は、2006年にイスラエルがレバノン南部に拠点を置き、ロケット弾を使用していたヒズボラのゲリラ勢力と戦った戦争以来、ほぼ平静を保っていた。
しかし、その間もレバノンの小規模なパレスチナ人組織が散発的にイスラエルに対する攻撃を行っていた。最近では7月20日に2発のロケット弾がイスラエルに向けて発射されたが、被害や負傷者はなかった。その攻撃に対しても、イスラエルは報復の砲撃を行っている。
ロイター/ AFP