
メルボルン:全豪オープンで2度の優勝経験を持つ大坂なおみは、金曜日、メルボルンで行われた3回戦のベリンダ・ベンチッチとの試合中に胃の筋肉を痛めて棄権し、「最悪」と語った。
大坂は第1セット6-5の時点で治療を必要とし、タイブレークでスイスの対戦相手に敗れた。その後、握手をしてコートを後にした。
元世界ランキング1位の彼女は、今年最初のグランドスラム大会に向けての調整がうまくいかず、オークランドでの決勝戦を再び腹部の負傷で棄権していた。
「私のドローはかなり厳しかったので、それをなんとかしようとして少しあせったんです」と、大坂はメルボルン・パークの記者団に語った。
「でも、私たちもできる限りのことはしていました。毎日セラピーに通ったり、夜遅くまで。だから、私にとってはとても長い日々でした」
日本人の大坂は、怪我は回復していると自信に満ちた様子で語り、幸せな気持ちでメルボルン入りした。
4度のグランドスラム・チャンピオンは、昨年、娘のシャイを出産後、復帰して以来初めて、キャロライン・ガルシアとカロリナ・ムホバに快勝し、グランドスラムで3回戦に進出した。
両試合とも3セットマッチで、明らかに負担がかかった。
「前の試合の後、明らかに悪化しました」と大坂は語った。
「それは、まあ、少しは仕方ないことだったと思う。でも、選手として最後までやり遂げたかったんだと思う」と大坂は語った。
大坂はベンチッチとの第1セットを5-2とリードしていたが、サーブと動きに支障をきたし、東京オリンピックのチャンピオンに追いつかれ、タイブレークにもつれ込み、7-3でタイブレークを制した。
大坂は試合を続けることができず、ジョン・ケイン・アリーナを笑顔で去り、ファンに手を振ったが、残念な気持ちだった。
「サーブさえできていれば、勝てた可能性もあったし、もしかしたらもっと試合を進められたかもしれない」と彼女は語った。
「オークランドでも決勝まで進んだのに、最悪です。あの大会でも勝てたかもしれない。復帰後初の大会優勝だったかもしれないのに」
「ただ、どうにかして時間内に健康を取り戻す方法を見つけ出したいと思っている」と語った。
AFP