
サイード・アル・バタティ
アレクサンドリア:地元住民によると、水曜日の夜、フーシ派が支配するサヌア市で、友人宅から出てきたサヌア大学の教授が武装した男らに銃撃されて死亡した。
サヌア大学の工学・建築学部で勤務していたモハメド・アリ・ナイーム氏は、サヌアのチュニジア通りで襲撃された後、地元の病院で死亡が確認された。
同氏が暗殺されたのは、ソーシャルメディアにフーシ派とイエメン政府に被雇用者の給料を上げるよう要求する書き込みを行って数時間後のことだった。
このイエメン人の教授は、イエメンの通貨イエメン・リアルの下落や生活必需品の価格上昇に不満を訴えた後、Facebookに次のように書き込んでいた。「我々は、サヌアとアデンの政府に給与の引き上げを要求する」
水曜日の別の投稿で同氏は、「革命はまだ続いている」という書き込みを行っていた。
サヌアをはじめとするイエメンのフーシ派支配地域の公務員は2016年末から給与の支払いを受けていない。イランの支援を受けるフーシ派は、イエメンの大統領が中央銀行本部をサヌアからアデンに移したことを受けて、2016年末に給与の支払いを停止した。
フーシ派の幹部は反対派や敵対者に対して走行中の車両からの銃撃を継続的に行っているとみられており、今回の殺害は一連の銃撃で最も新しいものだ。昨年には、フーシ派の内閣でスポーツ・青年大臣を務めていたハッサン・ザイド氏が武装した男らに暗殺されている。
水曜日、イエメンの活動家やフーシ派に対する批判者たちは、フーシ派のザイド氏暗殺事件への対応や同様の暗殺事件に加え、サヌアで武装した男らが増えていることなどを理由に上げ、同教授の殺害はフーシ派によるものだと即座に非難した。
イエメンのジャーナリストでフーシ派の元受刑者であるサミ・ノアマン氏はアラブニュースに対し、フーシ派が敵対者や批判者を殺害していると疑われる一方で、フーシ派の支持者だけは特別な扱いを受けていると語った。
ノアマン氏は、「フーシ派の支持者以外は、サヌアでは武器を持って自由に歩き回ることはできない」と述べている。