
アラブ・ニュース
ドバイ:オマーン沖でのイスラエルが関係する石油タンカー攻撃で、回収されたドローンの破片から、事件の背後にはイランがいたことがわかると、ウォール・ストリート・ジャーナルが6日、米軍報告書を引用して報じた。
ドローン部品の写真と、攻撃現場からイランが近いことの分析、攻撃地点を熟知していることから、イランの関与が導かれると、中東とアフガニスタンの軍事作戦を統括するアメリカ中央軍(CENTCOM)の報告書は述べた。
損傷したタンカーの船上とその付近で発見された残骸は「以前に特定されたイランの無人片道攻撃システム(の部品)と同一のものだった」と報告書は述べた。
「イランが設計製造した片道攻撃用『神風』無人機の使用は、当地域で増加している傾向であり…イランおよび当地域の多国籍軍に対するイランの代理勢力によって積極的に使用され、その標的にはサウジアラビアとイラクが含まれる」と報告書は付記した。
米国 空母 ロナルド・レーガンの調査官がMVマーサー・ストリートの視察で得た知見に基づく詳細な申し立ては、 攻撃地点がイランに近いことにも言及していた。
「イランの海岸から攻撃があった地点までの距離は記録されているイランの片道攻撃用無人機の航続距離の範囲内だった」とアメリカ中央軍の報告書は述べた。
タンカーは7月29〜30日に合計3機のドローンによって攻撃されたらしく、同船の船長と警備員が死亡したと、米国の調査官はさらに述べた。
証拠を見た英国とイスラエル爆発物専門家は、米国の知見と同意見であったと、アメリカ中央軍は述べた。