
クリストファー・ハミル・スチュワート
ロンドン:アムネスティ・インターナショナルは、平和的なデモ参加者に対する「違法な力」の使用をめぐってイランを非難し、テヘランに人権侵害の責任を負わせるために、国連と国際社会による「具体的な」行動を求めた。
同グループは、最も直近では西アゼルバイジャン州で行われた少数民族クルド人によるものなど、イラン国内の複数の地域で数週間にわたって繰り広げられたデモを受けて、この声明を発表した。
「子どもを含め、次から次へと拘束された活動家、デモ参加者、見物人は、強制失踪、拷問、その他虐待の対象となっている」と、アムネスティの報告書は伝えた。
「治安部隊は、8月7日に西アゼルバイジャン州のナガデ市で、少数民族クルド人の平和的なデモの参加者に向かって違法に散弾銃を発射し、数十人が負傷した。」
暴力の被害を受けた人々は、デモへの関与に対する報復を恐れて、病院での治療を求めることを避けていると伝えられていると、アムネスティは付け加えた。
アムネスティ・インターナショナルのダイアナ・エルタホーイ中東・北アフリカ担当副局長は、「イラン当局は、強い支配力を維持し、反抗者を潰すために、またもや治安部隊に自由な手綱を与えて、デモ参加者に深刻な身体的傷害を負わせた」と述べている。
「恣意的拘束を恐れて病院での治療を求めないことで、負傷者が命と健康の危険を冒しているという事実は、当局が拘束したデモ参加者に対して、どれほど多くの残酷な拷問やその他虐待を行っているかを物語る」とエルタホーイ氏は話した。
西アゼルバイジャン州におけるクルド人に対する弾圧は、清潔で安全な飲料水の不足が引き金となった、フーゼスタン州での暴力のわずか数週間後に起こった。資源が豊富で、国内少数派アフワーズ・アラブのメンバーの多くを抱えるこの南部の州で、治安部隊は実弾を放ち、少なくとも9名が死亡した。
アムネスティはまた、フーゼスタン州と西アゼルバイジャン州の抗議活動をきっかけに全国で起こった「恣意的」拘束で、子どもたちが標的にされているとしてイランを非難した。わずか12歳の子どもが拘留されていると、アムネスティは付け加えた。
エルタホーイ氏は、「国際社会は、国際法の下で犯罪の証拠を収集し、独立した刑事訴訟を推進することを目的とした、国連人権理事会での調査と責任追及のメカニズム確立の支援を含め、イラン政府が繰り返し行ってきた、罪のないデモ参加者の命を奪う「違法な力」の行使に対して、具体的な行動をとる時が来ている」と語った。
アラビア語ニュースチャンネルのイラン・インターナショナルで中東シニアアナリストを務めるジェイソン・ブロドスキー氏は、そのようなメカニズムの確立を支持するとアラブニュースに語った。
「これらの話は、イランの問題が核だけではないことを示している」とブロドスキー氏は言い、国連の報告と証拠ファイルの作成は、「核とは関係のない悪意ある行為、特に人権侵害について、イランに責任を負わせると同時に、世界の大国がイランと核外交を行うことが可能であることを実証するのに大いに役立つだろう」と付け加えた。
「国際社会は核の脅威に重きを置いているが、同じレベルの説明責任を果たし、イランの他の問題ある行動に対して力を注ぐことができることを実証していない。」
イブラヒム・ライシ新大統領が最近就任したが、大統領自身がイラン史上最悪の人権侵害に深く関わってきており、ブロドスキー氏は、今こそがイランにおける人権を再び優先するときであると述べた。
ライシ大統領は、イラン・イラク戦争の終結時に行われた数千人の政治犯の大量処刑において、中心的な役割を果たした。アムネスティはこれらの殺害を「人道に対する罪」と呼んでおり、ライシ大統領を含む直接の関係者が責任を問われていないことを繰り返し嘆いた。
「ライシ氏がイランの大統領に就任したことで、彼自身の血まみれの過去を考えると、人権問題はより顕著になるだろう」とブロドスキー氏は話し、「今後数ヶ月、数年のうちにイランでは混乱が生じる可能性が高く、政権はさらに厳しく弾圧するだろう」と警告した。