Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • 中東
  • イスラエル、コロナ感染者が急増し規制強化

イスラエル、コロナ感染者が急増し規制強化

ここ数週間、イスラエルは50歳以上のイスラエル国民へのブースター接種を開始し、12歳の子供への接種を促している。(AFP)
ここ数週間、イスラエルは50歳以上のイスラエル国民へのブースター接種を開始し、12歳の子供への接種を促している。(AFP)
Short Url:
19 Aug 2021 12:08:14 GMT9
19 Aug 2021 12:08:14 GMT9
  • 大多数がワクチン接種を受けたイスラエルで、1日あたりの感染率が1月以降最高になった
  • 感染力のより強い新型コロナのデルタ株の感染拡大で感染者が再び急増している

エルサレム:新型コロナウイルスの感染拡大の抑制を目的とした新たな規制が18日、イスラエルで施行された。大多数がワクチン接種を受けた同国で、1日の感染率が1月以降最高になったことを受けた措置だ。

15日に発表されたこの措置では、レストランやバー、文化・スポーツ施設、ホテル、ジムなど、さまざまな公共の場所に入る際、ワクチン接種証明書を提示するかコロナウイルスの検査で陰性である必要がある。保健省が発表した。

参加者が50人以上いるユダヤ教会堂やモスク、教会への入場を希望する礼拝者も同様だ。

さらに、店舗やショッピングモール、工業団地などの収容人数は、7平方メートルあたり1人に制限される。

昨年12月の開始後、幅広く賞賛されたイスラエルのワクチン接種運動は、感染症を大幅に減らすのに役立った。

保健省によると、イスラエルの住民約930万人のうち58%がファイザー社/ビオンテック社のワクチンを2回接種した。

しかし、感染力がより強い新型コロナのデルタ株がまん延したことで、感染者が再び急増している。6月に解除された規制は7月から再び適用された。

保険省によると、17日には8700人以上がコロナウイルスの検査で陽性反応が出た。1日の感染者数としては1月以降最多。

ここ数週間、イスラエルは50歳以上のイスラエル国民へのブースター接種を開始し、12歳の子供への接種を促している。

約100万人のイスラエル国民が、資格があるにもかかわらずワクチン接種を受けていない。

ナフタリ・ベネット首相はイスラエル国民にワクチン接種を受けるよう呼び掛けており、接種数が増えなければ、来月のユダヤ教の大祝日に影響を及ぼす可能性があるロックダウンを行うかもしれないと警告している。

18日にイスラエル議会の委員会に出席したコロナウイルス対策コーディネーターのサルマン・ザルカ氏は、新年祭が始まる9月6日までの期間が「重要」になると述べた。

エルサレム・ポスト紙によると、状況が改善されない場合、「1回目と2回目のようなロックダウンが行われ、家から100メートル(ヤード)以上遠くに行けなくなる」と同氏は議員らに話した。

占領地ヨルダン川西岸地区や、イスラエルが封鎖しているガザ地区のパレスチナ人の間でも感染者が増加している。

公式な数字によれば、8月1日以降、感染率は7倍に上昇している。感染者が2桁の日が数週間続いた後、ここ数日は1日に数百人の感染者が報告されている。

パレスチナ保健省で病院を担当するナジ・ナザル氏は、感染者の急増と入院の増加はデルタ株のせいだと述べた。公式通信社、パレスチナ通信が報じた。

AFP

特に人気
オススメ

return to top