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北部シリアの街で車両に仕掛けられた爆弾により9人が死亡

北部シリアの街、タル・アブヤドの工場地帯で、自動車爆弾の爆発後に燃え上がる車の横を支えられながら歩く女性。(ファイル/AFP)
北部シリアの街、タル・アブヤドの工場地帯で、自動車爆弾の爆発後に燃え上がる車の横を支えられながら歩く女性。(ファイル/AFP)
24 Nov 2019 01:11:09 GMT9
  • 今回の爆発に関する犯行声明は未だなし
  • 11月前半に発生した他の爆発についてはトルコがクルド人武装組織の犯行と非難

 

AFP、ベイルート

土曜日にトルコ側が支配する北部シリアの国境近くの街で自動車爆弾が爆発し、民間人4人を含む9人が死亡したと英国を本拠地とする戦争監視団体が述べた。

シリア人権監視団によれば、タル・アブヤドでの死者には子供2人も含まれる。

今回の爆発に関する犯行声明は未だ発出されていない。

国境にまたがる軍事作戦で、先月トルコ軍とシリアのトルコ代理組織がタル・アブヤドを含む国境地帯をクルド人武装組織から奪取して以降、同地域では、こうした攻撃が複数回見られている。

クルド人管理地域に対するトルコの侵攻により、トルコ軍は、国境のシリア側の長さ120キロメートル、幅30キロメートルほどの地域を制圧するに至った。

10月9日に開始したこの軍事作戦により、数万人が住処を終われ、民間人数十人が命を落としている。また、クルド人武装組織は主要制圧都市のいくつかを失う結果となった。

11月10日には、タル・アブヤド南東の村、スルクで8人が死亡する爆発が発生し、トルコはこれをクルド人武装組織の犯行として避難している。

その一週間前には、タル・アブヤドで別の車両に仕掛けられた爆弾が爆発し、13人が死亡したと同監視団は伝えている。

シリアのクルド人は、米国によるシリアのイスラム国討伐において主要な協力者の役割を果たしたが、トルコはクルド人を国内での反乱に関連する「テロリスト」であるとしている。

クルド人部隊の率いるシリア軍は3月に最後のイスラム国支配地域を奪回したが、イスラム国による攻撃はその後も続き、死者を出している。

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