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「人権侵害」重ねて主張か=ゴーン被告、8日に会見

日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告は8日、レバノンの首都ベイルートで記者会見を行う。(AFP)
日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告は8日、レバノンの首都ベイルートで記者会見を行う。(AFP)
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06 Jan 2020 10:01:09 GMT9
06 Jan 2020 10:01:09 GMT9

【ベイルート時事】日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告は8日、レバノンの首都ベイルートで記者会見を行う。被告の弁護士が取材に対し、明らかにした。ゴーン被告はこの中で、日本からトルコ経由でレバノンに逃亡した理由について、「日本で人権侵害を受けた」と重ねて主張し、自らの行動の正当性を訴える公算が大きいとみられている。

弁護士によれば、会見は現地時間午後3時(日本時間同10時)に行われる。詳細は明らかにされていないが、被告関係筋は「一部のメディアのみ出席が許可される可能性が高い」と話している。 

ゴーン被告は昨年12月30日にベイルート入りした直後に発表した声明で「メディアとようやく自由に連絡が取れる。来週から始めることを心待ちにしている」と表明。その後、メディアへの発信をほとんど行っておらず、現在は8日の会見に向け、入念に準備を進めているとみられる。

ゴーン被告と20年来の親交があるジャーナリストのリカルド・カラム氏は取材に対し、被告が日本で保釈された後もキャロル夫人との接触が禁じられていたことなどを挙げ、「基本的人権を奪われ、推定無罪の原則に基づいて扱われていなかった」と指摘。ゴーン被告は会見で、こうした点を訴えるのではないかという見方を示した。

一方、日本やトルコで出入国管理法違反などの罪に問われる可能性がある逃亡の詳細について、どれだけ具体的に語られるかは不透明だ。

JIJI Press

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