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米国・カタール・トルコ、カブール空港の作戦について協議

ソウルの青瓦台大統領官邸で韓国の文在寅大統領との会談中に発言する米国のロイド・オースティン国防長官(左)とそれを見つめるアントニー・ブリンケン国務長官。2021年3月18日撮影。(ファイル/AFP通信)
ソウルの青瓦台大統領官邸で韓国の文在寅大統領との会談中に発言する米国のロイド・オースティン国防長官(左)とそれを見つめるアントニー・ブリンケン国務長官。2021年3月18日撮影。(ファイル/AFP通信)
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07 Sep 2021 09:09:24 GMT9
07 Sep 2021 09:09:24 GMT9
  • カタールは12万人以上におよぶアフガニスタンの避難民の半数近くの乗り継ぎ地点となった。
  • 米国は6日、アフガニスタンから4人の米国人を陸路で円滑に退避させた。

ドーハ:米国のアントニー・ブリンケン国務長官とロイド・オースティン国防長官は7日、タリバン占拠後のアフガニスタンからの退避を円滑に進めるため、主要な外交のハブであるカタールで協議を開始した。

カタールのシェイク・ムハンマド・ビン・アブドルラフマン・アール・サーニー外相は7日、カタールは数日中にカブール空港が利用できるようになることを望んでいるが、運用再開の方法についてはまだ合意に達していないと述べた。 

バイデン大統領の国家安全保障チームの高官は6日に到着し、シェイク・タミーム・ビン・ハマド・アール・サーニ殿下との夕食後、カタールの安全保障担当者と対談した。

ブリンケン国務長官は、このアラビア湾の君主との会談の中で「カタールの多大な支援により、危険にさらされていた米国人や米国のパートナー、アフガニスタン人を安全に退避させることができました」と称賛した。

20年にわたる米国の軍事作戦の末期、タリバンに占拠され混沌としたアフガニスタンからは12万以上が避難し、カタールは約半数の避難者の乗り継ぎ地点となった。

カタールはタリバンの国際的な外交拠点だ。しかしブリンケン国務長官の側近によると、長官にはタリバン側と会談する気はなく、むしろ米国政府は権力掌握後のタリバンの行動を見てから関与の度合いを決めようとしているという。

米国は6日、米国人4人をアフガニスタンから陸路で避難させた。米国政府が軍の撤退後に退避を手配したのはこれが初めて。

国務省の担当者は、タリバンは作戦に気づいていたが妨害しなかったと述べた。

しかし、複数のNGO団体によると、北部の都市マザリシャリフでは、少女や米国人を含む600~1,300人ほどが空港に足止めされているという。

アフガニスタンを拠点とする小さなNGO団体の創設者兼事務局長を務めるマリーナ・リグリー氏はAFP通信に対し、タリバンは誰も通過させないと述べた。

米国の当局者によると、アフガニスタンの空域はもはやコントロールできる状態ではなく、8月に米軍が避難作戦で占有したカブールの主要空港も荒廃した状態だという。

ブリンケン国務長官とオースティン国防長官は、カタールがカブール空港を修理し、避難者の移動や必要な人道的物資の到着を可能にするためにトルコと共同で行う対策について、カタールに話を聞く予定だ。

AFP/ ロイター 

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