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障害を抱えるサウジアラビア人アーティストが絵画で人々を魅了

アフマド・ハキームさんの絵は、知的障害を抱える人々を支援する支援センターであり非営利団体であるMarkaz Al-Oun Bazaarに展示された。(提供)
アフマド・ハキームさんの絵は、知的障害を抱える人々を支援する支援センターであり非営利団体であるMarkaz Al-Oun Bazaarに展示された。(提供)
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08 Aug 2022 06:08:39 GMT9
08 Aug 2022 06:08:39 GMT9
  • アフマド・ハキームさんは創作への情熱によって、自身が直面する困難を忘れ、素晴らしい芸術作品を生み出している
  • ハキームさんは障害に負けることなく、絵を描くという自分のやりたいことに取り組む

リヤド:アフマド・ハキームさんは楽しみながら、筆をとり、鮮やかな色を選び始め、それから立体的で抽象的な形をまっさらなキャンパスに描く。

ハキームさんは軽度の知的障害を持つ34歳のサウジアラビア人アーティストだ。軽度知的障害を抱える人々は、あらゆる分野の概念の発達と社会的能力・日常生活能力において後れを取る。

しかし、ハキームさんは創作への情熱によって、障害者として自身が直面する困難を忘れ、素晴らしい芸術作品を生み出している。彼は障害に負けることなく、絵を描くという自分のやりたいことに取り組んでいる。

彼は絵が得意なだけでなく、アスリートでもある。水泳が上手で、バスケットボールもするし、走るのも大好きで、スポーツで銅メダルと銀メダルを獲ったことがある。

また、卓球、パデル、ハイキングも得意で、動物が大好きだ。

パンデミックの間に、ハキームさんは自身の創造性を解き放ち、絵画の勉強を始めた。教室に入り、抽象的で立体的な作品を描き始めた。

彼の絵は、知的障害を抱える人々を支援する支援センターであり非営利団体であるMarkaz Al-Oun Bazaarに展示された。彼は将来、自身のギャラリーを開きたいと考えている。

ジュファリ重機(Juffali Heavy Equipment)でアシスタントとして働くハキームさんは、障害のある人々が良い仕事を見つけるのがいかに大変かについても語った。

「一般社会で私が抱える困難について、知ってもらわなくてはなりません。障害を持つ人々の多くが普通は職を持たず、強力な政府の支援も受けられませんが、家族は彼らを特別なクラブに入れなくてはならず、それが両親の経済的負担になることがあり、私たちにはコミュニティと活動が不足しているのです」と、ハキームさんはアラブニュースに語った。

彼の姉妹であるヌール・ハキームさんは次のように述べた。「ハキームは普通に見えて、車イスを使ってもいないため、出先で健常者だと思われることが多く、外出する時はいつも知的障害者だと証明するものを持って行かなくてはならず、とても大変です」

「飛行機のチケットはエコノミーより高く、値引きはそれほど大きくないので、通常は普通のエコノミークラスのチケットを予約しますが、障害者には当局がより気を配っているので、この状況がやがて近い将来に変わるだろうと期待しています」と彼女は述べている。

障害者の公式協会であるAPDによると、サウジアラビア国内の障害者の割合は7.1%、人口3,294万人のうち1,445,723人だ。同協会は、障害者の障壁を取り除き、彼らが差別されることなく社会で暮らせるよう支援するため、組織的に取り組んで総合的制度を構築しようとしている。

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