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イランとの緊張状態が続く中、中東ドローン任務艦隊を立ち上げる米国

海軍関係者は、バーレーンからどのシステムを導入するかは明らかにしなかった。(AFP /ファイル)
海軍関係者は、バーレーンからどのシステムを導入するかは明らかにしなかった。(AFP /ファイル)
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09 Sep 2021 06:09:07 GMT9
09 Sep 2021 06:09:07 GMT9
  • 国連の核監視機関によると、イラン政府はウラン濃縮を推進している

ドバイ:中東に拠点を置く米海軍の第5艦隊は8日水曜日、継続するイランとの緊張状態に関連した長年の海上攻撃を経て、無人航空機、無人船および水中ドローンを組み込んだ新しい任務艦隊を立ち上げると発表した。

海軍関係者は、バーレーンからどのシステムを導入するかは明らかにしなかった。とはいえ、今後数か月で、世界のエネルギー供給および輸送の両方において不可欠な要衝の領域全体にドローンの機能を拡張すると約束した。

第5艦隊を率いるブラッド・クーパー中将は次のように述べた。「海域の上空、海上および海面下により多くのシステムを配置したいと思っています。我々はそこで起きている事態をもっと監視したいのです。」

第5艦隊の責任領域には、総石油量の20%が通過し、アラビア湾の狭い入り口となっているホルムズ海峡が含まれる。また、中東と地中海を結ぶエジプトの水路であるスエズ運河付近から、イエメン沖のバブ・エル・マンデブ海峡近くまで及ぶ紅海の範囲に広がる。

第5艦隊の新しい任務艦隊59で使用されているシステムには、海軍の太平洋艦隊が主導する4月のテストに関連したシステムの一部が含まれる。その演習で使用されたドローンには、超耐久性を備えた空中監視ドローン、水上艦のシーホークおよびシーハンター、魚雷に似た小型の水中ドローンが含まれていた。

第5艦隊は浅い水域、海水および高湿度で摂氏45度を超えることもある夏季の気温にも対処する。それにより、遠隔操作の船舶はもちろん、有人の船舶も厳しく検証できる。

「我々のいる環境は、実験を行いさらに迅速に行動するのに非常に適していると思います」とクーパー氏は語った。「さらに我々は、新しいシステムがここで機能すれば、おそらく他の場所でも機能し、他の艦隊全体に拡張できると信じています。」
これとは別に、国連の核監視機関によると、イラン政府の核開発計画封じ込めを意図した2015年の世界の大国との合意に違反して、イランは核兵器を製造するために使用できる高濃縮ウランの備蓄を増やし続けている。

国際原子力機関(IAEA)はまた機密の四半期報告書の中で、検査官によるIAEAの監視装置へのアクセス許可をイランが拒否したことにより、当機関の検証と監視活動は2月以来「深刻に弱体化している」と加盟国に向けて述べた。

ウィーンに拠点を置く当機関は、イランの活動における適切な評価の確実性、いわゆる「知見の継続性」は時間とともに低下し、「状況がイランによって直ちに是正されない限り」続くだろうと加盟国に告げた。

IAEAによると、特定のモニタリングおよび監視装置は、整備されない限り3か月以上放置することはできない。当機関によると、今月、1か所に設置された4台の監視カメラへのアクセスが可能となったが、1台のカメラは破壊されており、2台目は深刻な損傷を受けていた。

IAEA事務局長を務めるラファエル・マリアーノ・グロッシー氏は、この問題について話し合うためにイランを訪問し最近選出された政府に会う準備はできていると述べた。

当機関によると、核分裂性純度が最大60%に濃縮されたイランのウラン貯蔵量は10kgで、5月から7.6kg増加したと推定される。さらに、核分裂性物質の純度が最大20%に濃縮された同国のウラン貯蔵量は現在84.3kgと推定されており、3ヶ月前の62.8kgから増加した。

当機関によると、イランのウラン総在庫量は5月22日の3,241kgから減少しており、8月30日の時点で2,441.3kgと推定される。

AP

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