

ハゼム・バルーシャ
ガザ市:海辺にあるカフェラウンジはすべてがリサイクル素材で作られており、ガザ市では最初のリサイクルカフェとなった。
この環境に優しい「アル・バハール・エルナ(私たちの海)」事業は、30代のパレスチナ人女性、ハナ・アル・ゴウル氏と若い企業家チームのインスピレーションを元に始まった。
アル・ゴウル氏とボランティアの人たちは、このカフェテリアを通して、ガザ市南西部にあるシークアジュリーン・ビーチを訪れる人々に、地域を汚染しないよう訴えている。
カフェの座席は古タイヤか木の荷箱でできており、観葉植物は古いプラスチック製の燃料ボックスに植えられている。また、壁はリサイクルした廃棄物コンテナで作られ、布を使った手工芸品で飾られている。
エジプトの沿岸都市、アレキサンドリアで生まれたアル・ゴウル氏がアラブニュースに語ったところによれば、このカフェテリアは間接的かつ楽しい方法で、海岸の保護を訴えるために設立し、美しいビーチを保存するための環境保護総合プロジェクトの一部だった。
同氏はさらに、チームが演劇、演奏、朗読を通して自分たちのメッセージを拡散していると語った。
「私たちは、大勢の人々がこの海岸に集まり、ビーチや環境保護のメッセージを込めた演劇を楽しんでくれることを望んでいます」と、氏が続けた。
カフェテリアは5月のイスラエルによるガザ空爆で損壊し、観葉植物と子供向けの本を置いていたライブラリーが被害を受けた。
アル・ゴウル氏の友人であり、カフェのマネージャーをしているアリ・ムハンナ氏(33)によると、このプロジェクトは、2019年にガザ市当局からプロジェクトを遂行するための場所の提供を受けて始まった。
チームはまた、アブドゥル・モーセン・アル・カッタン財団とスイス開発協力庁から資金の提供を受けた。
「当時私たちは、公共運営の方法に関する教育を若者たちに始めていました。手持ちの資源で必要な変化を起こし、代替物を見つける方法です。その教育には、スタンダップコメディ、寸劇、歌唱、作画、音楽、リサイクルなどが含まれていました」と、ムハンナ氏が続けた。
地域経済の悪化に伴い、45人いたプロジェクト参加者は7人にまで減少した。