

ラマッラー:イスラエル当局は日曜日、2年間拘留されていたパレスチナの議員カリーダ・ジャラール氏を刑務所から釈放した。
58歳のジャラール氏は、イスラエルとアメリカが「テロリスト」組織とみなすパレスチナ解放人民戦線(PFLP)に所属しているとして、2021年3月に懲役2年の判決を言い渡された。
しかしイスラエル軍は、ジャラール氏が暴力行為に参加したという証拠を発見できなかった。
彼女は2019年にイスラエルの10代の若者が犠牲となった攻撃が発生した後、他の数人のパレスチナ人とともに逮捕された後、起訴を経ずに拘留されていた。イスラエルは、攻撃はPFLPによるものとして非難した。
ジャラール氏はPFLPの一員として、パレスチナ立法評議会に選出された。
日曜日、グループはジャラール氏の解放について祝福し、彼女について「忍耐と粘り強さ」で知られる「武装した同志」と言い表した。
AFPの特派員によれば、刑務所を出た後、ジャラール氏は7月に死亡した娘のスハさんの墓を訪れた。
当時、イスラエルの刑務所当局はジャラール氏に葬儀への出席許可を与えることを拒否していた。
ジャラール氏は何度も逮捕、投獄されており、しばしば起訴を経ずにイスラエル人が行政拘禁と呼ぶ処分を受けている。
イスラエルでは行政拘禁命令により、起訴を経ずに容疑者を6ケ月間拘留することができる。またその6ケ月の拘留期間は延長可能となっている。
イスラエルは、この手続きは、当局が証拠収集を継続しながら容疑者を拘束し、その間の犯罪を防止することを目的としていると述べている。
しかし、この仕組みは、イスラエルがそれを乱用していると訴えるパレスチナ人、人権団体、国際社会のメンバーから批判を受けてきた。
AFP