• サウジアラビアのアブダラ・アル・ムアリミ国連大使は安保理の声明を歓迎し、声明はフーシ派を強く非難するものだと述べた

アラブニュース

ロンドン：国連安全保障理事会は20日、イランの支援を受けるフーシ派が紅海における海洋航行を脅かし、イエメン沖で商業船舶に対する攻撃を強化していると非難した。

安保理は、フーシ派に対し、マアリブでの軍事行動の拡大を抑え、近隣のアブディアに対する封鎖を解除し、ただちにイエメン全土での停戦に応じるよう要求した。

マアリブでの軍事行動は9月に沈静化していたが、ここ数週間、フーシ派は戦略的に重要な同市の制圧に向けて攻勢を強めている。

安保理はまた、紛争に子どもを動員し、搾取しているとしてフーシ派を非難した。子どもの中には性的虐待を受けている者もいる。

また、安保理はイエメンの和平交渉が行き詰まっていることに懸念を表明し、すべての当事者にリヤド合意の積極的な履行を求めた。

安保理は、イエメン戦争を終結させるためのサウジアラビアの取り組みを歓迎し、支持を表明した。また、ハンス・グルンドベルグ国連イエメン特使の取り組みを全面的に支持することを表明し、すべての当事者に対し、前提条件なしにグルンドベルグ特使に協力するよう呼びかけた。

安保理はまた、フーシ派が爆発物を搭載した無人機を使ってサウジアラビアのアブハー国際空港を標的にしようとしていると非難した。

安保理はまた、フーシ派がホデイダ港を軍事目的で使用することを暗に警告し、紅海に係留されている浮体式海洋石油貯蔵積出設備「セイファー」の点検整備が行われていないことがもたらす危険性について改めて警告した。また、FSOセイファーに対する責任はフーシ派にあると改めて指摘した。

安保理は、イエメンの統一、主権、独立に全面的に関与することを強調するとともに、イエメンに対する武器禁輸を順守する必要性を強調した。

安保理はまた、イエメン政府が暫定首都アデンに戻ったことに支持を表明するとともに、10月10日にアデンの知事とイエメンの農業大臣に対する暗殺未遂事件があったことを非難した。

アル・アラビーヤの報道によると、サウジアラビアのアブダラ・アル・ムアリミ国連大使は安保理の声明を歓迎し、声明はフーシ派を強く非難するものだと述べた。

アル・ムアリミ大使はまた、アブハー国際空港に関する声明を歓迎するとともに、安保理の声明が国連イエメン特使の取り組みに寄与するものであることを期待すると述べた。