
カイロ: 国営メディアの報道によると、エジプトの首都カイロ近郊で、20日、自動車同士の正面衝突事故が発生し、少なくとも19人が死亡し、1人が負傷した。
アルアハラム紙が伝えるところによると、カイロ郊外を結ぶナイル川沿いの高速道路で乗客を乗せたマイクロバスとトラックが衝突したとのことである。
また、別の国営新聞であるアクバレル・ヨム紙は、トラックが高速道路を横切って反対車線に出たところ、直進してきたマイクロバスと正面衝突したと報じている。
噂では、インターネットに出回っている動画には、現場に救急車が駆けつける中、道端に横たわる遺体の姿が映しだされていたとのことである。
交通事故が頻発するエジプトでは、毎年数千人が交通事故で亡くなっている。衝突事故は主に、スピード違反、悪路、交通法の施行が不十分であることが原因となって起きている。
先月は、カイロとスエズ市を結ぶ高速道路でバスが転覆し、少なくとも12人が死亡し、30人が負傷している。
また4月には、南部のアシュート県の高速道路でトラックを追い越そうとしたバスが転覆し、少なくとも21人が死亡し、3人が負傷した。
エジプト当局筋の統計機関によると、最新の数字である2019年の統計では、約10,000件の交通事故が発生し、3,480人以上が亡くなっている。また2018年には、8,480件の交通事故が発生し、3,080人以上が亡くなっている。
AP