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マアリブ包囲のフーシ派が多数の民間人を拉致

イエメン、マアリブ郊外にある国内避難民キャンプのテントの前に立つ少女たち。2021年10月16日(ロイター)
イエメン、マアリブ郊外にある国内避難民キャンプのテントの前に立つ少女たち。2021年10月16日(ロイター)
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26 Oct 2021 12:10:00 GMT9
26 Oct 2021 12:10:00 GMT9
  • 民兵は子どもたちを含む政府軍兵士らの身内を拉致し、脅して兵士の居場所を白状させようと尋問した
  • 現地の人権活動家はフーシ派が当局者の家を襲い、略奪を行うとともに、100人を超えるアブディア市民を拉致・強制連行したとみている

サイード・アル・バタティ

ムッカラー:親イラン武装組織フーシ派がマアリブ南部のアブディア地区の家々を急襲し、多数の一般市民を拉致、非公表の場所に連行したとイエメンの人権派団体が明らかにした。

戦争捕虜の女性親族の統括団体である拉致被害者の母の会(Mothers of Abductees Association)は、アブディアで拉致された47人の民間人について文書で報告した。それによれば、フーシ派は市民の家に乱入し、占領者に抵抗するイエメン軍兵士や部族の戦闘員らを捜索したという。

フーシ派民兵は子どもたちを含む政府軍兵士らの身内を拉致し、脅して兵士の居場所を白状させようと尋問した。

さらに、負傷した市民を拉致し、学校などの公共施設を拘留施設として利用していると同団体は告発している。

そして、声明で「私たちは捕虜の生存と安全の責任は全面的にフーシ派武装組織にあると表明します。そして、ただちにすべての拉致作戦を停止し、捕虜を全員解放するよう要求します」と述べ、国際的な人権団体にフーシ派への圧力を行使するよう促した。

「私たちは国連およびイエメン担当特使、国連人権高等弁務官事務所、国際社会に対し、アブディアから強制連行した市民とすべての捕虜を解放するよう、フーシ派武装組織に必要な圧力をかけることを要請します」

先週、フーシ派は、侵入者に対し武器を取って抵抗した3万5000人以上の市民および政府軍を包囲し、アブディアの大部分を掌握した。

アブディアを包囲したフーシ派は人道支援物資の配給を妨げ、地区の出入りを禁じたため、市民は飢餓状態に陥った。

この包囲はイエメン内外で激しい非難を呼び、国連安保理など国際機関や人権団体は、市民支援のための援助団体の立ち入りや人道支援物資の搬入を許可するようフーシ派に求めた。

しかし、フーシ派は要請を無視して空爆や地上での戦闘を激化させ、先週、ついに総攻撃をかけて中心部に突入した。

現地の人権活動家はフーシ派が当局者の家を襲い、略奪を行うとともに、100人を超えるアブディア市民を拉致・強制連行したとみている。

「フーシ派民兵はメディアと現地および国際的な人権団体の目が届かないところで、残虐な犯罪に手を染めた」とニュースサイト「Marib Press」のエディター、ムハンマド・アルサレヒ氏は25日、アラブニュースに語った。

一方、サヌアでは現地および国際的な人権団体と政府当局が、フーシ派が亡くなった十数人のサヌア大学の研究者の家族を家から強制退去させたと明らかにした。

サヌア大学のフーシ派に近いアルカセム・アッバス学長の命令で、24日、武装したメンバーがサヌアにあるこの家族らの家を襲い、自発的に退去するよう告げながら、武力で立ち退きを迫った。

過去に、フーシ派は新しい研究者を入居させるために、亡くなった教授の年金を受給している家族にサヌア大学から提供された住居を退去するよう求めていた。

この家族らによれば、2016年後半以降、フーシ派が亡くなった家族をはじめ公務員の給金を支払っていないため、家賃のかからない家を追い出されれば、路上生活を余儀なくされるという。

ジュネーブに本拠を置く「SAM Organization for Rights and Liberties」は、フーシ派が亡くなった教授の家族らを家から追い出し、家具や貴重品を略奪したと告発し、サヌアにある研究者の家の襲撃を止めるよう求めた。

イエメンのムアンマル・アル・エルヤニ情報大臣はこの襲撃を非難し、国際社会と人権団体に、フーシ派に退去の強制を止めさせるために圧力をかけるよう促した。

そして「このテロリストの犯罪行為は、フーシ派民兵による一連の上流階級いじめの一環だ。研究者や知識階級など上流階級の生活を脅かして、国外への移住に追い込もうとしている」とツイートした。

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