アラブニュース・ジャパン
ドバイ:アラブ首長国連邦(UAE)のスルタン・アル・ネヤディ宇宙飛行士は、2023年のミッションに向け、宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波宇宙センターで1週間の訓練を実施した。
アル・ネヤディ氏は、来春までに国際宇宙ステーション(ISS)への6カ月間のミッションに出発するNASAのスペースX Crew-6の一員である。
同氏はアラブ人宇宙飛行士として初めてISSでの長期宇宙飛行に従事し、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者)として活躍することが決まっている。
10月、ムハンマド・ビン・ラシード宇宙センター(MBRSC)は、カリフォルニア州にあるスペースXの本社でクルードラゴン宇宙船の実物大模型で訓練するアル・ネヤディ氏の写真を公開した。
Astronaut Sultan AlNeyadi, Mission specialist, Crew-6, trained inside a mockup of the Dragon spacecraft at SpaceX's headquarters in California, USA, where he continues his preparations for the first Arab long-duration astronaut mission.
— MBR Space Centre (@MBRSpaceCentre) October 18, 2022
#UAEAstronautProgramme pic.twitter.com/vzDn6cKOjp
ミッション中、アル・ネヤディ氏はUAE宇宙飛行士プログラムの一環として、複数の先進的な科学実験を実施予定である。
Crew-6は、スペースX社がNASAの委託を受けISSに派遣する6回目の有人宇宙飛行ミッションとなる。
UAEは、史上11カ国目の宇宙への長期ミッション派遣国となる。
また、湾岸諸国はUAE初の月探査機の派遣を計画しており、スペースX社のロケットで一連のテストが行われた後、「12月11日よりも前に」打ち上げられることになっている。