
ドバイ: イランが先月、オマーン湾でベトナム籍の石油タンカーを拿捕し、現在もバンダレ・アッバース沖で同タンカーを拿捕し続けていると、2人の米当局者は水曜日にAP通信に述べた。
米当局者の1人によると、イラン革命防衛隊は10月24日に銃を向けて石油タンカー「MV Southys」を拿捕した。
今回の拿捕の動機は不明のままだ。ベトナムの当局者からのコメントは得られていない。船舶追跡データによると、同タンカーは火曜日時点では依然バンダレ・アッバース沖に停泊していた。
停滞しているイラン核合意の再建に向けたウィーンでの協議の再開を目指す中、今回の拿捕についての情報が公開されていないため、2人の米当局者は匿名を条件にコメントした。
米当局者はAP 通信に対し、イランの国営テレビ局は水曜日にイラン革命防衛隊と中東を拠点とする米海軍第5艦隊との対立に関する一連の矛盾した報道を行ったと述べた。また同テレビ局は、オマーン湾でも事態が進展し、米海軍が船舶を拿捕したが、革命防衛隊が奪還したと報じた。
米当局者はイラン側の説明を否定した。イラン政府も、船舶名の詳細や米海軍が船舶を標的にした理由を提供しなかった。
AP