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シリア北西部での空爆により民間人19名が死亡

08 Dec 2019
2019年12月7日、ロシアが行ったと伝えられる、シリア北西部のイドリブ地方にあるバリュン村の大衆市場への空爆の後、建物の瓦礫の上で他の人を慰めるシリアの男性。(AFP)
2019年12月7日、ロシアが行ったと伝えられる、シリア北西部のイドリブ地方にあるバリュン村の大衆市場への空爆の後、建物の瓦礫の上で他の人を慰めるシリアの男性。(AFP)
Updated 09 Dec 2019
08 Dec 2019
  • イドリブ県を対象とした空爆はここ数週間で激化している

アルバラ、シリア:国内に唯一残存する抵抗勢力の拠点に対して土曜日に行われたシリア政権軍とロシア軍による空爆により、19名の民間人が死亡し、その内の8名は子どもであったと、戦争を監視する団体が明らかにした。

抵抗勢力が支配するシリア北西部のイドリブ県への空爆により、他にも数名が負傷したと、シリア人権監視団は伝えた。

監視団によると、政権側を支援するロシアが行った空爆により、同県南方のアルバラ村で、子ども1名を含む民間人4名が死亡した。

現場に居合わせたAFP記者は、コンクリートの屋根が崩壊した二階建ての家屋の瓦礫を探索する救助隊員の姿を目撃した。

救助隊員は、毛布にくるまれた犠牲者の遺体を担架に乗せて運び去った。

近隣のバリュン村でも、ロシア軍による空爆により子ども3名を含む9名の民間人が死亡したと、監視団は伝えた。

政権軍のヘリから投下された粗製の樽爆弾により、同地域のアバディータ村では、3名の子どもを含む5名の民間人が死亡した。

戦火の絶えないイドリブ県の南東のバジガス村では、政権軍の航空機による空爆がさらに1名の子どもの命を奪ったと、監視団は述べた。

イギリスに拠点を置く監視団は、シリア内部にいる複数の情報源からなるネットワークに基づき活動を行っている。空爆に使用された航空路や航空機、爆薬などを調べることで、誰が空爆を行ったのかを特定しているという。

ここ数週間、イドリブ県への空爆は激化している。これは政権軍が、抵抗勢力が支配する同県東部への攻勢に備えていることを示している。政権軍のねらいは、首都ダマスカスと、シリア最大の都市でありかつては商業の中心地であったアレッポとを結ぶ、主要高速道路を確保することにある。

イドリブ県の人口は約300万人で、そこにはシリアの内戦によって住処を失った人々も含まれる。同県を支配しているのは、元アルカイダのシリア支部である。

ダマスカスを拠点とする政権は、これまでにも何度かイドリブ県の奪還を約束している。

4月には、バッシャール・アサド率いる政権軍が同県に猛烈な攻勢を仕掛け、約1000名の民間人が死亡し、40万人以上の人々が住処を失った。8月下旬頃にロシア政権が休戦を宣言して以来、一部例外をのぞき、休戦が守られてきた。

しかし監視団によれば、死亡者が出るような襲撃や小競り合いは続いている。休戦が宣言されてから、200名以上の民間人が命を落としている。

シリアの内戦は2011年、反アサド派のデモに対する凄惨な弾圧に端を発している。開戦以来、37万人以上が死亡し、数百万人の人々が住処を失っている。

先日には、抵抗勢力が支配するバラ村で、子ども1名と女性2名を含む4名が空襲によって死亡したと、監視団および抵抗勢力のシリア民間防衛隊が伝えた。

監視団によれば、イブデイタ村でその他に5名が死亡したほか、近隣の村では子どもが1名死亡している。

シリアでは、攻撃の直後に報告される犠牲者の数が食い違うことは珍しくない。8年に渡る内戦で、約40万人の死亡者と100万人以上の負傷者が出ており、戦前の人口の半分が住処を失っているからだ。

シリア政権軍は、アルカイダ傘下の戦闘員によって支配されているイドリブ県に対して、4カ月に渡る攻勢を仕掛けた。政権軍による攻勢により、何十万人もの人々が住処を追われた。

8月下旬に行われた暫定的な休戦宣言により政権軍の攻勢は止まっていたが、ここ数週間において休戦違反が何度も起きている。.

AFP

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